のだめカンタービレ

のだめカンタービレ(12) (KC KISS)

のだめカンタービレ(12) (KC KISS)

旦那がおみやげに買ってきてくれた漫画。
お茶を飲みながら、読んでみた。
NANAの作者なんかに比べると、かなり絵は荒削り。
でも、設定は面白いし、キャラがそれぞれ立ってるし、留学生活も自然で、中身がすごく面白い。
これを読んでいて、10年前にミュンヘンゲーテで一緒に勉強したクラスメート一人一人をすごく思い出してしまった。
みんなに愛想が良くて、クラスの人気者だったかわいいポルトガル人の女の子とか。
ドイツ語は抜群なのに、英語はさっぱり、でも、「これからの商売には絶対英語が必要なのよね。」とぼやいていた、超美人のウクライナ人とか。
夏休みの遊びの延長でドイツに来ちゃって、勉強は適当。なんでも堂々とフランス語読みをしていたフランス男とか。
日本人だからっていじめられたらどうしよう、と思ってつい避けてたけど、本当は気持ちの大きい良い奴だった韓国人男子とか。
結局一番気があった、香港人の女の子とか。
今思うと、あの教室は人種も国籍も文化もばらばらな人間が集まっていたけど、それがとても面白かったなあ。
できれば、短期でもいいから、留学して違う文化に触れるっていうのは、みんな一度してみたらいいと思う。自分がいかに凝り固まった視点しか持っていないかよくわかるから。
10年前の私は、目から鱗、の毎日だった。