ふむふむと読み始めたら、やめられない。もう、爆笑。
まず、西原理恵子とみうらじゅんの対談が、もうおかしくておかしくて。
西原が、素直にリリーフランキーの成功をねたんでいるところなんか、笑えた。
浦沢直樹とかに越されても全然悔しくないんだけど、みうらさん、しりあがりさん、リリーさん、私みたいなのが入ってる「同じ汚いサブカルの壺」から誰か一人出やがったと思うと、私はもう、、。
という、西原のストレートな悔しがり方、笑えました。
でも、西原の『ぼくんち』って、リリーフランキーの『東京タワー』にも負けないくらい素晴らしい作品だったけどなあ。
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このユリイカの中でも、なんと高山宏がぼくんちについて評論してくれている。
このお姉ちゃんが、マグダラのマリアのような存在、、っていうのには、かなり納得。
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あの、ラストシーンが秀逸。
高山宏もすごくほめてるけど、私もラストが一番好き。
家族も家も何もかもなくした弟が、じいちゃんに引き取られていく船の中での、最後の台詞。
「じいちゃん、ぼく知ってんで。こうゆう時は笑うんや。」って。
その笑顔を見て、こっちはぼろぼろ泣けました。
もし機会があったら、読んでみて下さい。お薦めです。