死者の季節

死者の季節 上巻 (ランダムハウス講談社文庫)

死者の季節 上巻 (ランダムハウス講談社文庫)

今読んでいる死者の季節。今上巻の終わりの方だけど、なかなか面白い展開になってきている。殺人事件は、カラヴァッジョの絵に描かれた殉教者の通りに殺されていくのだけれど、そこに登場する人物達もいろいろ個性的で楽しい。
事件の鍵を握る?と思う美人の大学講師とか。すごくさばけていて、男っぽい感じの、できる女の病理医学者とか。ヴァチカンやローマの風景も楽しいし。
事件そのものは、ちょっと残酷で恐い表現もあるんだけど、そういう部分はなるべくささっと読み飛ばしつつ、楽しんでる。さて、下巻でどう展開していくのかなあ。