読書

風邪で家にこもっていたので、その間たまった本をいろいろ読んでみた。

有頂天家族

有頂天家族

有頂天家族、読了。
最後は結構はらはらドキドキするところもあったりして、一気に読めた。
さすが、モリミー面白いわあ。
登場人物は、狸や天狗なのに、舞台は今の京都。それがなじんでるところが、やっぱり京都らしい。
狸が天狗に持って行くおみやげが出町ふたばの豆餅ってとこも笑えた。
モリミーってきっとデンキブランが好きなんだろうなあ。他の小説にも確かデンキブラン出てきたと思う。
私は、もう20年ほど前、東京に遊びに来て、友達に浅草の神谷バーに連れて行ってもらって初めてデンキブランを飲んだ。その時は、美味しくて感動したよなあ、、。めっちゃおのぼりさんでした。懐かしい、、。
滝山コミューン一九七四

滝山コミューン一九七四

滝山コミューン一九七四も読了。
ちょうど同世代だし、私も大阪の衛星都市で、学校は左翼的なリベラルな雰囲気だっただけに、同じような記憶がいろいろと呼び覚まされた。
班活動、班同士を競わせる、なんていうのも全く同じ。
特別な疑問もなく、作者と違ってそれほどの違和感も感じずに毎日の学校生活を送っていたんだけれど、あの頃当たり前に思えていたことが、今思い返すとどうなんだろう、、?と思ったり。
恐いのは、善意の押しつけ、だよね。よかれと思ったことでも、それが集団で押しつけられたら、、やっぱりなじめない人間もいると思う。
中学でとても印象的だった出来事を思い出した。
体育の時間、誰かクラスメートがちゃんとやらなかった?というような理由で、クラス全員が並ばされて、一発ずつ先生に殴られたって事があった。
連帯責任ってやつ?
今思うとなぜ全員が殴られなくちゃいけなかったのか、、理不尽さを感じるけど、その時はそんなもんかなあ、、と流していた。
私って、なんでも適当に流す人間だったかも、、。
だから、無理矢理な集団活動にも、心の片隅では違和感を覚えつつも、適当にこなしていた気がする。
高校に入ったら、かなり自由で、自主性を重んじる校風だったので、一気にその息苦しさも無くなったなあ。
今、自分には子供がいないから学校教育がどうなっているのかいまひとつ実感が無いんだけど、今は班活動なんて無いんだろうか?
涼宮ハルヒの分裂 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの分裂 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの分裂も読了。
でも、これ、この巻で完結じゃないんだよね。次に続くって、、次がめちゃめちゃ気になるんだけど。もう発売されているんだったっけ?
ストーリーが途中からαとβに分かれて進んでいくあたり、やっぱりSFらしい作りだな。
のだめカンタービレ(19) (KC KISS)

のだめカンタービレ(19) (KC KISS)

のだめ最新刊も読了。面白かった〜。前の巻で「のだめと千秋、大丈夫かな、、?」とちょっと心配になったけれど、この巻を読んで、やっぱり二人は音楽でしっかり結びついているから大丈夫、と思えた。
いろいろ笑いどころも多かったし。
この巻では、結構ターニャやユンロンに感情移入して読んでいたかも。
みんなの前では強気に振る舞っていたユンロンが、ひとりになって手紙を書きながらぽろぽろ涙を流していたシーンにかなりジーンときちゃった、、。最近涙腺ゆるいし。