母が重くてたまらない

母が重くてたまらない―墓守娘の嘆き

中身が面白くて、一気に読んでしまった。
なんか、自分が母に言われて悲しかった言葉とか、母とのいろんな出来事をついはっきり思い出してしまったり。
姑が苦手、というのは公言してもはばかられないのに、なぜか実母が重すぎるというのは言いにくい。
なんとなく人間として最低な親不孝者と、自分から宣言しているようで。
でも、同じように感じていた人、もっと辛い思いをしていた人がたくさんいたんだなあ。
「罪悪感はゼロにはならない。」
「罪悪感はこれからの人生を生きていくための必要経費である。」
と書かれていた。そう思えれば少しは楽かも。
決して母と仲が悪い訳じゃないし、母を大事にしてあげなくては、、と思っているんだけれどね。
ただ、境界線を引くのはなかなか難しい、、。
この本がくれた、娘に対する処方箋は、母にNoと言ってみること。母との間に境界線を引くこと。
話し合って理解してもらおうと思うのは無理だと思った方がいいらしい。
う〜ん、、難しいな。
老い先短い母は、やっぱり大事な人だし。
この重さとなんとかつきあっていくしかないみたい。