パリのバス


NHKのハイビジョンで、ミステリーっぽい仕立てになった紀行番組で、パリをバスで巡る番組をやっていた。

パリって確かにバスで巡るといろいろ便利なんだよね〜。景色も楽しめるし。番組でも言ってたけれど、パリのバス路線はとてもたくさんあって、バスで行けないところはないって感じ。よく、パリの市内交通案内ブックに載ってる、路線図を一生懸命見て、あちこち行くルートを考えたのが懐かしい。
でも、最後にパリに行った2005年。二つのショックな事があった。まず一つ目は、そのパリの交通案内ブックを買って、バスの路線図を見ようとしたら、細かすぎてすっごく見づらい。若い頃は、細かい路線図が全然平気だったのに、、。が〜ん!って感じ。
そして、二つ目。バスティーユで買い物して、オデオン方面に戻ろうと、バス停でバスを待っていた時のこと。別のバスがバス停に入ってきて、私たちの乗りたいバスがその後ろに止まった。普通、日本だったら、後ろのバスは、前のバスが発車してからバス停に入ってきて扉を開けてくれるよね。でも、後ろに止まった、私たちの乗りたいバスの運転手。私たちが後ろのバスの方へ走ってこないから、乗りたくないと判断したのか、前のバスが発車したら、そのまま後ろのバスも発車して、私たちの目の前を通り過ぎちゃった!「え??まじで??」と、呆然とバスを見送ってしまった私たち。本当、めちゃショックな出来事だった。バス停の場所じゃなくても、乗りたいバスを見つけたら、そっちに向かって走って、乗りますアピールをしなくちゃいけなかったのね、、。いやあ、、日本の常識で物を考えちゃダメって常々思ってるのに、やっぱりとっさに判断できない私、パリでは暮らせないかも。