ドラマ『お買い物』

他にも、ドラマをいろいろ録画していたのをのんびり見たりした。その中でも特に印象に残ったのが、NHKで再放送していたドラマ、『お買い物』。これはものすごく良かった。ストーリーはこんな感じ。

福島で暮らすおじいさん(久米明)と、おばあさん(渡辺美佐子)の元に1通のダイレクトメールが届く。東京で開かれる高級スチールカメラの見本市を知らせるものだ。カメラが趣味だった若かりし頃を思い出したおじいさんは、一念発起して、20年ぶりに東京へ行こうと言い始める。猛反対だったおばあさんも、おじいさんの強引さに負けて、一緒に上京することに。孫(市川実日子)をも巻き込んだ珍道中で、2人のこれまでの人生が、浮き彫りになっていく。そして、老夫婦は20年前の東京のある光景を思い出す。

ほとんど久米明渡辺美佐子の二人のやりとりで進んでいくドラマなんだけど、それがものすごく味わいがあって面白い。途中からからんでくる孫の市川実日子もすごくいいし。おじいちゃんおばあちゃんが、渋谷に出てきて、人の多さやスピードにどぎまぎしちゃってるところもすごくよくわかった。今うちの両親が出てきてもあんな感じだろうなあ。二人で、コーヒーショップ(スタバとかドトールとかそんな感じの店)に入ったんだけど、注文がうまくできなくて困っちゃうところとか、笑えた。おじいちゃんは、ブルマンとかキリマンとか知ってるコーヒーの名前を言って注文しようとするんだけど、今、セルフのコーヒーショップにはそういうコーヒーはないもんなあ、、。そして、おばあちゃんが注文したコーヒーフラペチーノ?とか思われるものは、うまくストローで吸い上げられず、四苦八苦して。う〜ん。確かに慣れてないとこうなるかも。
おじいちゃん、おばあちゃんにとって、思い出深い東京駅のステーションホテル建て替えがショックなことだったり、、。そうなんだろうなあ。
すごくしみじみと感慨深いドラマだった。また再放送してくれないかしら。