良い天気とお遣い


今週はわりと良い天気が続いてる。今週2回も神保町までお遣いがあったんだけど、職場の電動自転車を借りて行ったので、楽勝だった。

行き先は、こんなお店。書泉ブックマートのすぐ横にこんなお店があるなんて知らなかったなあ。画材屋さんで、1階にはスケッチブックだのスケッチ用バッグだの、いろいろ可愛いのを売っていて、ついそんなのを見たくなった私。いや、お遣いの内容は全然違うんだけどね。
職場から神保町へ行くときは、お茶の水を通るんだけど、そこの聖橋を通る時は、やっぱりさだまさし檸檬を思い出す。

私花集〈アンソロジイ〉

私花集〈アンソロジイ〉

或の日湯島聖堂の白い石の階段に腰かけて
君は陽溜りの中へ盗んだ檸檬細い手でかざす
それを暫くみつめた後できれいねと云った後で齧る
指のすきまから蒼い空に金糸雀色の風が舞う
喰べかけの檸檬聖橋から放る
快速電車の赤い色がそれとすれ違う

大学生の時、東京に遊びに来て、わざわざお茶の水まで、聖橋を見に来たっけ。今では中央線の快速も赤い色のはそんなに走ってないんじゃないかな。

檸檬 (新潮文庫)

檸檬 (新潮文庫)

もともと檸檬って、もちろんこの小説からきてる歌なんだけど。こっちは京都だよね。すでに、梶井基次郎檸檬を置いた丸善は閉店しちゃってないんだよね、、。それも時の流れを感じるなあ。
なんてことをいろいろ考えながら、自転車を走らせてお遣いってのも、ちょっとした気分転換になる。今のような季節の、それもお天気の良い日限定だけど。