- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/04/16
- メディア: ハードカバー
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なんとなく、きっと4巻まであるよね、と思っていたけれど、3巻を読み終えると、「これがラストだよなあ、きっと。」と思ってしまった。まあ、考えてみればこれは10月〜12月の話だし。ここで1Q84年も終わりだもんねえ。やっぱりこれで終わりなのかな。なんだか寂しい。
3巻は、ちょっとハードボイルドなところもあり、もうハラハラドキドキしながら読み進んだ。すごく切ない気持ちになるところもあるし。言葉のひとつひとつの意味をいろいろ考え込んでしまうところもあったりして。
自分のいる世界が、実は本当の世界じゃないかも?という感覚。なんとなく、私は、映画のマトリックスを思い出しちゃったりした。
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2008/06/11
- メディア: DVD
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普通に生きてきたはずの世界に、違和感を感じる、、というあのマトリックスの1作目はすごく面白かったなあ。本当の世界とつながってるのが、アナログなコードつきの電話、、という感覚もなんだか面白かった。
1Q84も、象徴として、いろんな要素が取り込まれているお話だった。宗教とか、救いとか、そもそも人間の存在そのもの、、とか。やっぱりもう一度1巻から読み直してみないと、、。いろいろ見落としてそうだし。今度は、細かい要素を味わいながら、もう一度読んでみようと思う。
それにしても、やっぱりとても面白い作品だった。