1Q84 book3読了

1Q84 BOOK 3

1Q84 BOOK 3

なんだか最後まで読み切るのがもったいなくてしばらく置いてあった1Q84の3巻。寝る前にベッドで読み出したら止まらなくなって、とうとう最後まで読んじゃった。はあ、、とうとう終わっちゃった?って感じで最後のページを読み終えた。
なんとなく、きっと4巻まであるよね、と思っていたけれど、3巻を読み終えると、「これがラストだよなあ、きっと。」と思ってしまった。まあ、考えてみればこれは10月〜12月の話だし。ここで1Q84年も終わりだもんねえ。やっぱりこれで終わりなのかな。なんだか寂しい。
3巻は、ちょっとハードボイルドなところもあり、もうハラハラドキドキしながら読み進んだ。すごく切ない気持ちになるところもあるし。言葉のひとつひとつの意味をいろいろ考え込んでしまうところもあったりして。
自分のいる世界が、実は本当の世界じゃないかも?という感覚。なんとなく、私は、映画のマトリックスを思い出しちゃったりした。
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もちろん中身は全然違うんだけれど。ただ、ちょっとだけ不思議な世界感が似てるような気がした。
普通に生きてきたはずの世界に、違和感を感じる、、というあのマトリックスの1作目はすごく面白かったなあ。本当の世界とつながってるのが、アナログなコードつきの電話、、という感覚もなんだか面白かった。
1Q84も、象徴として、いろんな要素が取り込まれているお話だった。宗教とか、救いとか、そもそも人間の存在そのもの、、とか。やっぱりもう一度1巻から読み直してみないと、、。いろいろ見落としてそうだし。今度は、細かい要素を味わいながら、もう一度読んでみようと思う。
それにしても、やっぱりとても面白い作品だった。