- 出版社/メーカー: CCRE
- 発売日: 2009/12/02
- メディア: DVD
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ストーリーはこんな感じ。
ブエノスアイレスにあるオリンダ(リタ・コルテス)が店を構えるレストランは、いつも常連客でにぎわっていた。ある日、オリンダがかんしゃくを起こして投げた皿が運悪くドイツ人青年ペーター(アドリアン・ウィツキー)に当たってしまう。恋人を捜しにはるばるブエノスアイレスまでやって来たものの泥棒に遭い、文なしのペーターは結局店に泊まらせてもらうことにり……。
派手さはなくて、でもしみじみと心が温まるような、すごくいい作品だった。オリンダがなかなかいいキャラなんだよね。気が強くて、しょっちゅうお皿を割っちゃうウェイターのお兄ちゃんにぶち切れて怒鳴りつけるところなんか、すっごい迫力。でも、写真一枚持って恋人を探しに来たのに泥棒に遭ったドイツ人旅行者に同情して、結局泊めてあげるところなんて、肝っ玉母さんのように暖かい。彼女の作るお料理も、どれもすご〜く美味しそうで、見てておなかがへってくる。でも、、残念ながらアルゼンチン料理ではなかった!彼女が作るお料理って、ニョッキとかリゾットとか、、イタリアンだった。なぜなら彼女はイタリアからの移民なんだよね。そこは盲点だった。(笑)
でも、この頼りないドイツ人兄ちゃんとの交流の中で、オリンダはもう一度自分の人生を考え直すことになったりして、、。私もだんだん年食ってきてるので、オリンダにすごく共感する部分もあった。彼女にすごく感情移入できたので、よけいに楽しむことができた。アルゼンチンが舞台で、2番目の主人公がドイツ人旅人、、ってのも、なんか土曜日の試合を思い起こさせてくれてちょっと不思議な縁を感じたりして。
やっぱりレストランが舞台の映画っていいなあ。私はとても好きな作品だった。たぶん一生行くことはないかもしれないけど、でも機会があればブエノスアイレスって行ってみたい街だ。