時をかける少女

時をかける少女 【完全生産限定版】 [DVD]

時をかける少女 【完全生産限定版】 [DVD]


仲里依紗主演の『時をかける少女』最新版の映画。公開時に見に行きたいなあ、、と思っていたんだけど、一番近所の映画館での公開がなかったので、躊躇してるうちに結局見そびれちゃった作品。DVDが出たというので、急いでTSUTAYAでレンタルして見た。
ストーリーはこんな感じ。

筒井康隆の原作小説4度目の映画化。2010年、18歳の女子高生・芳山あかりは、事故で昏睡状態に陥った母・和子のため、深町一夫という母の初恋の人を探しに70年代へタイムリープ。そこで出会った大学生・涼太に助けられながら深町を探すが……。

そう、まるであの『時をかける少女』の続編という感じの作品。あの原作での主人公、芳山和子はすでに母となり、その母を安田成美が演じている。彼女の娘が母に頼まれて、深町君〜ケン・ソゴルを探しに1970年代の世田谷の中学校へタイムリープするというところから始まり、、。その1972年の土曜日の実験室の風景が、あの、一番最初の映像化作品、NHKの『タイムトラベラー』の時のイメージにぴったり。芳山君も、なんだかあの時演じていた浅野真弓に雰囲気が似ているし。ああ、、あの芳山君が大人になったらきっと安田成美っぽくなっていただろうなあ、なんて思って。すごくすんなりこの世界観に入って行けた。
そして、、最後。ものすごく切ない作品になっていた。思わず涙がぽろぽろこぼれてきちゃった。そうだよなあ、、タイムリープしたら、元の世界に戻る時、出会った人達の記憶は全部消さなくちゃいけないし、過去は変えられない。それがルール。だから、最初に『タイムトラベラー』を見た時もすごく切なかったんだけど、、。この映画のラストシーン、すごく好きだった。でも、やっぱりとても切なかった。
この映画、スクリーンで見たかった。やっぱりちゃんと映画館に見に行けばよかった。と悔やんでしまうくらいすごくいい作品だった。NHKの『タイムトラベラー』を見たと思われる同世代の皆さん。これは見るべきですよ〜!原田知世の『時をかける少女』が好きだった人にもおすすめ。すごく納得の続編作品になってるので。オリジナルを知らない人が見たらどう感じるのかな?ちょっと感想を聞いてみたい感じだ。
ユーミンの“時をかける少女”を、いきものがかりが歌っていて、それもすごく良い感じ。ついつい、一緒に歌っちゃうねえ、、。それから、この夏にはまっていたキムタクのドラマ『グッドラック』で、キムタクの弟の中学生を演じていた男の子が、すっかり大人になって、70年代の気の良いお兄ちゃんになっていたのもツボだった。大人になったのねえ、、。全然イケメンではないけど、なかなか味のある男の子になったなあ。いい俳優さんになってくれるといいんだけど。