「一粒の麦もし地に落ちて死なずば、ただ一つにてあらん、死なば多くの実を結ぶべし。」という聖書の言葉。なんだか胸に響く重い言葉だよね。“地面に落ちて死ななければ、麦は一粒でしかないが、死ねば新たな麦が育って沢山の実をつける”というところから、自分の身を捨てて、多くの人を助けることを意味するのかな、と解釈していた私。その「一粒の麦」が、ドラマ『相棒』の中で取り上げられていた。
多くの部下の命を救うため、一人の部下を射殺してしまった警察官の、苦しみと贖罪の話が、ストーリーの奥底にあって、なかなか深い話だった。ちょっと哲学的なテーマを含んでいるのは、昨今の正義話の流行を取り入れてるのかな?
これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学
- 作者: マイケル・サンデル,Michael J. Sandel,鬼澤忍
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/05/22
- メディア: 単行本
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あれが、きっとジャック・バウアーだったら全然悩まないかも?そもそもジャック・バウアーだったら悩んでる暇ないくらいどんどん次の事件が起こっちゃうからね。
今クール、ドラマで見るのは『相棒』と、あとは『霊能力者小田切響子の嘘』の2本になりそう。小田切響子の方は、笑えるというか、週末の夜に、のんびり気晴らしに見るのによさそう。こういう、肩肘はらずに適当に見れるコメディって結構好きだったりする。相棒とは対照的なんだけどね。