ドラマ“バーテンダー”では、カクテルについての蘊蓄話を楽しく聞いてる。パスティスは、フランス語のpastiche(模倣、贋作)から派生した名前だったのね。と、パスティス好きの私も知らなかった話を知ってちょっとびっくり。パスティスは、もともと、その時代に販売中止になったアブサンの製法を真似て作られたから、そういう名前になったんだそうだ。だから、ドラマの中では、医者のふりをしている詐欺師の男性に、皮肉として、“あなたをイメージしてお作りしました。”と、パスティスを差し出してる。なかなか演出がおしゃれ。
そして、ドラマの中に出てくる、キングオブカクテル、マティーニの話も興味深かった。世界中のバーテンダーが自分のマティーニを作るために努力している、、と。
昔、あるバーテンダーさんが、雑誌に書いていた文章を思い出した。やはり、バーカウンターで注文されて、一番緊張するカクテルはマティーニだそうだ。それだけマティーニは特別な存在なのね。
- 作者: 大和和紀
- 出版社/メーカー: コミックス
- 発売日: 1999/04
- メディア: 文庫
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