春〜年度末の職場あれこれ


なんだか地震があってばたばたしていて、あっという間に3月が過ぎていく。いつもなら、卒業生、修了生をお祝いしたり、そういうなごやかな雰囲気なのに。今年の卒業生はなんだかちょっとかわいそうだ。それでも、いつものようにみんな元気に巣立っていってくれた。これから立派な社会人になって、きっと日本を支えてくれる人になるだろうと信じてるけど、大変だろうなあ。頑張ってね、若者くんたち。君たちの学んできた知識を、これからしっかり役立ててね。なんて見送るこっちは見守るしかできないけど。
そして、こんな時期に、台湾から留学生くんがやってきた。実は「もしかして来ないんじゃ?」とちょっと思ったりしたのよね。なにしろ、かなりの外国人が東京から退避してるらしいし。でも、彼は予定通りやってきた。「ねえ、、今、もしかして怖くない?」なんてつい聞いちゃったよ。「僕は恐くないけど、両親がすごく心配してます。」って。そうだろうねえ、、。そりゃそうだよ。ただでさえ慣れない初めての異国暮らし。それがこの非常時なんだもん。親は心配して当然。でも、彼はせっかく入試にパスして、東京で学ぶチャンスなんだ、、と思ってやってきたみたい。勇気あるなあ、、。「大丈夫。東京は原発から離れてるし、心配ないよ。」と笑って彼に話した。最後に、「たぶんね、、。たぶん大丈夫。」って言ったら苦笑してたけど。

人事異動で事務室の人も結構入れ替わってしまうみたいで、いろいろ大変になりそう、、。ちょっとショック。まあ、なんとかやるしかないね。
ボスは、関東から近い被災地に、日帰りで調査に行ってきた。撮った写真の一部を見せてもらったけれど、これを自分の目で目の当たりにしたら本当にショックだろうな、、と思う。津波の被害は本当にひどいものだった。津波は、ただ海水に浸るだけじゃなく、重いものを持ち上げて運んできて、それが建物にぶつかったり(ニュースの映像で、ボートが陸上の建物にぶつかってたりしたけどあんな感じ)して思わぬ強いダメージを与えたり、波自体に砂や泥をたくさん含んでいるから、波が引いた後は泥まみれ、砂まみれで機械類は全部使い物にならなかったりするようだ。
写真やリポートを少し見せてもらった後、ボスは、「himekaguraさんも読んでおくといいよ。」と、防災研の発表した今回の地震についてのリポートをくれたんだけど、、それ読んでも恐いだけだった。この先、誘発現象が起きる可能性について、言及されていて、、たとえば、海溝型地震だとしばらく起きていない房総沖地震などに警戒が必要、、とか言われても。そんな所で巨大地震が起きちゃったら、私の住んでるところなんてまじでやばいけど。といっても逃げるわけにもいかないし。どうしたらいいんだろうねえ。やっぱ祈るしかないか。