テレビあれこれ

なんだかこの頃、あんまりバラエティで笑える、、って感覚がなくなってて。面白い番組を見て「アハハ」ってバカ笑いしたいんだけどなあ。なかなかない。最近アメトーーク見てもあんまり笑えなくなってるのがちょっとつらい。自分の笑いのアンテナも鈍ってるのかも。
http://www.nhk.or.jp/program/kanpai/
そんなこんなで、テレビ自体見る頻度が減ってるんだけど、見たとしてもNHKが多かったりする。この前は、『鶴瓶の家族に乾杯』を見た。被災地の石巻を、鶴瓶ちゃんとさださんが訪れるシリーズ、前後編2回。番組で、鶴瓶ちゃんが、去年の2月に石巻に訪れていて、そこが被害にあったと聞き、再訪してみんなの様子を聞きに行く、、という番組内容だった。
なんだか、2ヶ月以上たっても、まだ避難所に暮らしてて、あちこちまだがれきだらけ、、それが見ていてつらかった。でも、前向きに頑張ってる人達の姿に、素直に感動した。石巻の避難所でリーダーをやっている、若いミュージシャンの人のバイタリティとネットワーク力。すごいなあ、、と思った。こうやって地元で自分たちの力ですごく頑張っている人がいて、いろんな善意の人がいて、それなのに、国や政府や国会議員は何やってるんだろうねえ、、。
鶴瓶ちゃん。昔“ぬかるみ”が大好きだった旦那が、“東京に出てきてからの鶴瓶は嫌い”と言ってたりするので、あんまりこの番組も見たことなかったけど、やっぱり昔と変わらずいいとこあるやん、、と私は思った。実は遠い昔、まだ大学生だった頃、大阪の放送局でバイトしていた私。生の鶴瓶ちゃんに会ったことがある。まだ長髪カーリーヘアで、オーバーオールを着ていた頃の鶴瓶ちゃん。廊下でちょっと会っただけやのに、普通に話しかけてきてくれて、あのまんま。すごいナチュラルに、知り合いみたいに話してくれるところに感動した私。久しぶりに『家族に乾杯』を見て、やっぱり鶴瓶ちゃんは鶴瓶ちゃんのまんまやなあ、、としみじみ思った。人なつっこい、誰とでもうまくしゃべれる、あの話術。あれはやっぱりすごいよね。
http://www.nhk.or.jp/ss-real/
NHKで見たもう一本。この頃底力を感じるNHK教育テレビ。『青春リアル特別シリーズ 福島をずっと見ているTV』を見た。これから毎月一回ずっと福島をとりあげて番組を作っていくらしい。
今回、箭内さんが居酒屋で偶然出会って話を聞いた小学校の先生の話が、せつなかった。「子どもたちにとって一番いいことは、本当は疎開すること、福島から避難することだと言いたい、本当は。子どもが少なくなって寂しいけど、でも、きっと一番いいのは避難することなんだよね。だけど、避難できない子もいる。」
「政府とか東電とか、いろんな発表があるけど、私たちが知りたいのはもっとミクロなこと。どこまでどうすれば大丈夫なのか?明日私たちは実際どうすればいいのか。具体的に細かいことは誰もわからない。」
そうなんだよね。どこまでが危険で、どうすれば安全なのか。この状態がいつまで続くのか。誰もハッキリわからない。誰もハッキリ言えない。その状態がつらすぎる。その中で、子どもたちの安全を守っていかないといけない先生達。どのくらいつらいだろう。
それに比べて、ニュースに出てくる永田町の様子。本当、情けないの一言。あほらしくて、情けなくて、ニュースはもう見れないし、見たくもない気分だ。結局みんな足の引っ張り合いばかり。全員最低。子どもの喧嘩レベル。情けないのにもほどがあるよ。