ツール・ド・フランスとアンディ・シュレク


日曜日の深夜2時から放送された、『アンディ・シュレク ツールへの情熱 〜ツール・ド・フランス2011〜』を見た。デンマークの局が制作したドキュメンタリー番組だった。
こんなにめいっぱいアンディに密着した番組なんて見るの初めてで、いろいろ彼について初めて知ることも多かった。素顔がちょっと垣間見えたようですごく楽しかった。監督の談話が印象的だった。「デビューしたての彼は、若いイタリア人の選手と同室だったんだけど、もう二人して部屋を散らかし放題。見るも無惨な部屋だったよ。それで注意したんだ。成功する人間は、まず整理整頓がちゃんとできるもんだ、、って。」ひえ〜。なんつー耳の痛いコメント。まあ、アンディともう一人の若い選手の部屋って、それこそ日本人の私には想像できないくらい散らかってきたなかったんだろうけど、、。私も整理整頓の苦手な人間。お恥ずかしい。こんな人間だからひとかどの人間にはなれないのよね、、。
監督の言葉は続いて、「アンディは素晴らしい才能を持ってる選手だけど、まだ精神的に弱い面があって、まあいいや、、って適当になっちゃうところがあるんだよね。」って。う〜む。なるほど。それはなんとなく彼の様子を見ててわかるかも。とてもかわいらしく、性格も良さそうで、気の優しい男の子って感じがする。でも、ランス・アームストロングのような、修道僧のようにただただ自転車レースに集中して打ち込んでるって雰囲気はあんまりないよなあ。トップ中のトップ、、という風格が感じられないし。でも、そこが好きなんだけどね。
私が想像していた以上に、彼はウエイラント選手の事故死にショックを受けていたみたい。同じチームになる以前からも仲良しで一緒に練習したりしていたみたい。今、ちょっとでも落車、と聞くと思わずまわりの選手のことが気になって必死でみんなの顔を探しちゃうって言ってた。まずお兄ちゃんが無事かどうか気になって探す、、とも。そうかあ、、。そんな事言ってるから、いつまでも兄ちゃんに甘えてる、、って言われるんだよね、アンディ。でも、その性格の良さが好きなんだけど。アンディはコンタドールを押さえてトップに立てるかなあ。まあ、今回のコンタドールはそこまでいい調子でもないみたいだけど。ランスほどは強くない気がするし。なんとか頑張ってほしいなあ。