- 作者: 島田荘司
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2011/04
- メディア: 単行本
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最終話が、表題の『追憶のカシュガル』というお話。御手洗潔が“ぼく”に、嵐山の桜を見ながらカシュガルの話をするところは、なんとなく情景が目に浮かぶようで。遠い砂漠の街、カシュガルにも行ってみたいなあ、、としみじみ思った。思わず、読み終わってすぐカシュガルの場所を検索しちゃった。今は新疆ウイグル地区なんだなあ。
この本のストーリー、特に3話目と4話目がすごく良かった。とても悲しい話だけれど、3話目には救いの感じられるちょっとした奇跡があった。4話目は、救いというのではないけれど、何か心が洗われるような話だった。
やっぱりとても面白い本だったので、おすすめ。京都が好きな人には余計に面白いかも。