美味しい蕎麦


土曜日は雨模様だったけれど、日曜は晴れて良い天気になり、気温も上昇。せっかくの天気だし、出かけようってことで、自転車で家を出た。

久しぶりに美味しいお蕎麦が食べたいね、と、朝ご飯は食べず、ブランチにお蕎麦屋さんへ行くことに。銀座の裏通りの、評判の良いお蕎麦屋さんへ。

旦那は鴨汁のもりそば。もりそばの付け汁に、鴨肉が入ってる。丁寧にとったダシに、鴨肉をちょっと入れて煮立たせた付け汁が、もう絶品だった。(私も一口このだしを味見したんだけど、鴨の味がうまくマッチしてものすごく美味しかった。)

私は冷しすだち蕎麦。冷たいかけそばで、すだちがいっぱいのっててすごい爽やか。だしも、昔はこの東京風の濃い色のダシが苦手だったけど、お蕎麦にはあうなあと思う。しかも、ここのお店のだしは、そんなにしょっぱすぎず、風味がよくて、すごく丁寧に作られているのがよくわかる味。
そして、蕎麦。蕎麦の香りと味が極上。昔、関西に住んでいた頃はあんまりお蕎麦好きじゃなくて、完全にうどん党だった。そもそも、私が住んでいた頃の関西にはそんなに美味しい蕎麦屋さんが身近になかった。たぶん今は違うと思うけど、圧倒的にうどんの方が美味しかった。それに、お蕎麦って食べてもなんだかおなかいっぱいにならないし、食べた気がしないよなあ、、なんて思ってた。でも、この頃、“お蕎麦はおなかをいっぱいにするために食べるものじゃなくて、嗜好品だよ。”と言ってたお友達の言葉の意味がわかるようになった。
蕎麦って、美味しい蕎麦は本当に美味しい。蕎麦ってこんなに店によって味が違うもんなんだなあ、、としみじみ。香りもいいし。ここのお店はご主人がひとりで切り盛りしていて、だから時間もかかるし、席数もそんなにない。でも、このひっそりした空間も含めて素敵なお店だなあと思った。また食べに行きたい。