カーネーション

相変わらず朝ドラのカーネーションにはまってる。本当に、こんなにドラマにはまるのは久しぶりかも。ただ、だんだん戦時下の状況を見るのが辛くなってきてるけど、、。まあ実在の人の話だし、時代的に戦争の事は避けて通れないか。
近所の幼なじみの勘助が、戦場から戻ってきて、彼が心を失ってしまっている様子がすごく見ていて辛かったし、それを励まそうとして逆に追い詰めてしまう糸ちゃんの姿もせつない。すごくいろんなものを感じさせてくれるドラマ。正直、早く戦争の時代が終わって欲しい、、と思うけど、そう思いつつも、やっぱり毎朝目が離せないなあ。
朝からカーネーションを見ると、なんだか血中関西人濃度が上がっちゃうみたいで、ついつい職場でまで関西弁になりそうになる。まあ、普段も家では関西弁だけど、もう関西を離れて20年だし、日頃の生活は標準語(のつもり)で話してるので、だいぶん脳内関西弁濃度も下がりつつあった。でも、今、こんなに毎日朝からどっぷり関西弁ワールドに浸かってしまうと、ちょっと出勤途中に切り替えられない気分。心の中に糸ちゃんパワーをもらって元気が出るのがいいんだけど。
カーネーションは、でも、岸和田の言葉、泉州弁なんで、ちょっと私の話す関西弁とは違う。泉州弁をしっかり再現してるのはすごいなあ、、あの方言へのこだわりはなかなかなものやと思う。神戸の人はちゃんと神戸弁話してるしね。
おばあちゃん役の正司照枝さんの泉州弁はなんだか聞いててほっとするし、懐かしい感じ。吉野に住んでいた、母の叔母があんな口調で話していたので、そのおばちゃんのことをつい思い出してしまう。みんながすごくナチュラルな関西弁で芝居をしている事も、私がすごくカーネーションに惹かれる一つの理由でもあるかも。泉州弁は、私より旦那の方が詳しいけど。義母が堺出身だったので、泉州弁は懐かしいみたい。ふるさとの言葉っていいなあ、、としみじみ。
もちろん言葉だけでなく、脚本がすごく面白いと思う。脚本家の渡辺あやさんは、甲南女子大出身だって。そりゃ神戸弁にも詳しいよね。島根県在住で二児の母だとか。このカーネーションが面白いのは、小篠絢子さんの人生がすごい、という事だけでなく、脚本の力もすごくあると思う。この先の展開もすごく楽しみだ。