王様のレストラン

王様のレストラン DVD-BOX La Belle Equipe

CSで王様のレストランの再放送をやっていて、ついつい見入ってしまった。このドラマを見るのはすごく久しぶり。最初に放送された時は、ちょうどドイツへ引っ越し直前でバタバタしながら、それでも最後が気になって確か一生懸命見ていた。たぶんその後、いつかチラッと再放送されてるのを見たような気がする。
久しぶりに見た王様のレストラン。やっぱり面白いな。ドラマの舞台は、レストラン“ベルエキップ”の中だけ。そこから全然外に出ないで、ストーリーを進めているところが、上質の演劇を思わせる。三谷脚本の真骨頂という感じかな。役者さんがみんなとてもうまいし。やっぱり松本幸四郎最高。
遠い昔、旦那と初めて二人で見に行った芝居が、松本幸四郎と江守徹の“アマデウス”だった。懐かしいなあ。その時生で見た二人の芝居に圧倒されて。以来松本幸四郎の大ファンなんだけど、王様のレストランでは、松本幸四郎らしさがすごく生かされていて、彼無しにはあり得ない素晴らしいドラマだったなあとしみじみ。
“アマデウス”といえば、私たちが見に行った頃は松本幸四郎、江守徹、藤真利子というキャストだった。今は、松本幸四郎と武田真治、内山理名というキャストで再演されているのね。久しぶりに見てみたい感じ。脚本のピーター・シェーファーも好きだったので。すごくなつかしい。
王様のレストラン見ながら、そんなあれこれを思い出しちゃった。思い出のドラマって、そのドラマ自体もなつかしいけど、その時のいろんな情景や、ドラマにまつわるいろんな出来事も一緒に思い出すなあ。王様のレストランって、私にとっては本当になつかしい思い出のドラマだ。