- 作者: アガサクリスティー,赤坂三好,中尾明
- 出版社/メーカー: フレーベル館
- 発売日: 1997/03
- メディア: 単行本
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その中で、気になったのが、神父さんの話していた“七つの大罪”。被害者の女主人について、「メアリーは明らかに暴食の罪を犯している」って話してて。「暴食って七つの大罪の一つだったんだ、、。」とちょっとショックを受けちゃった。七つの大罪を後で調べ直したら、「傲慢、嫉妬、憤怒、怠惰、強欲、暴食、色欲」の七つ。そうかあ。まあ、人間の中にありがちな罪だよね。確かに。「青いゼラニウム」の登場人物たちの中にもこの罪がたくさん渦巻いていて、そういう世界をクリスティは描いていたんだなあ。結局、犯行の一番の動機は、強欲だったわけで。それは今の世の中の犯罪でも、一番の動機になってるかもしれない。
私も日々、ちょっとしたいろんな罪を犯してるかも、、と思ったりする。特に怠惰とか。でもやっぱり一番多く犯してしまっている罪は暴食だわ〜。このブリューゲルの、暴食を描いた絵。この絵はがきを食卓の前にでも飾っておくべきかしら。神よ、どうかこの弱い人間をお許しください。