早野龍五さんが照らしてくれた地図

早野龍五さんが照らしてくれた地図。 - ほぼ日刊イトイ新聞
原子物理学者の早野先生のTwitter。3.11の震災の直後から、ず〜っとこの方のtwitterをフォローして読み続けているんだけど、まさに“暗闇の中の地図を照らしてくれるあかり”だったよなあ。としみじみ思う。今回、その頃からのツイッターの話を中心に、ほぼ日で糸井重里さんと対談しているんだけど、その内容がすごく興味深い。今だから言えること、も満載だし。それに、ずっと早野先生のツイートを読んできた私は、糸井さんが持っていた感想とすごく似通っていて。“本当に頼りにしてました。懐中電灯の光で必死に地図を見てるみたいな、そういう感じでした。”まさに、そんな感じだったよな。糸井さんの発言で、同じくすごく共感した言葉。“また、早野さんは、「どうなってほしい」ということ、自分の希望や立ち位置みたいなことをひとつも書かずに、ただ事実を書いてらっしゃった。そこがやっぱり、みんなが信頼した理由だと思うんです。「できたら、こうあってほしい」という気持ちは、たぶん、ひとりの人間としてはあったと思うんです。だけど、その色メガネをかけたままデータを見てると、やっぱり伝え方が変わってくる。早野さんはそれをしてなかったから、いろんな人が頼りにしていたわけで。”これも、本当そうだった。あの震災直後はいろんな人のツイート見に行ったけど、やっぱり早野先生のが一番ニュートラルで落ち着いていて淡々としてて。そこがかえって頼りになる感じだったよなあ。
早野先生のツイートは今もずっとフォローしてるんだけど、この方、本当にビックリしちゃうくらいご多忙でエネルギッシュで、すごい仕事量!って思う。うちのボス様も、相当仕事量多いし、休みなく頑張ってるなあって思ってるんだけど、早野先生はもっとすごいかな。なにしろ、しょっちゅうスイスのCERNという研究所と行き来してて、すごく頻繁に飛行機で移動されてる。この方、時差ぼけはないの?と思うくらい、帰国したらソッコーお仕事に行かれ、その足でまた福島に行ってたり。すごい。それで、歌舞伎にも造詣が深かったり。スーパーマンかしら?って思っちゃう。こんな人がいるんだなあってしみじみ。つぶやきを読みつつひたすら感心する凡人の私だ。