テレビあれこれ

木皿泉という脚本家が、二人の合作のペンネームって事は知っていた。でも、旦那さんが2004年に脳出血で倒れて、その後遺症のため、要介護4の状態になっているとは、全然知らなかった。そういう状態になってから、2007年に入籍したという事も。二人の絆って本当に強いんだなあ。奥さん、それにしてもすごく頑張ってるよなあ、、ってしみじみ。寡作な脚本家なだけに、お金も結構大変みたいで。でもなんとなく楽しそうな二人。すごいな。この人間としての底力みたいなパワーが、木皿作品の底流を流れてる気がする。どこか底の方で人に対して優しい目を感じるんだよね。このドキュメンタリーの中に、ショートドラマもあって、それを薬師丸ひろ子田中哲司が演じてるんだけど、その夫婦もすごく素敵だった。神戸の情景も。
私は、木皿泉の作品では、『すいか』も好きだけど、リアルタイムで見ていた『野ブタ。をプロデュース』がとても印象に残ってて、すごく面白かったなあって思ってる。もともとは近所でロケしてるのをよく見かけて、それで興味深くて見始めたんだけど、すごく中身が深くて、何度か見返してみたりするくらいはまってた。年代的には高校生の話なのにね。面白かった。木皿作品って、独特の雰囲気があるよね。どうやら遅筆で(旦那さんがあの状況ではある程度仕方ないと思うけど)寡作なため、あんまり木皿作品を見れてないんだけど、今度NHKBSでドラマやるみたい。それがちょっと楽しみ。『昨夜のカレー、明日のパン』という作品。
http://www.nhk.or.jp/drama/yubecurry/
主演も仲里依紗で私の好きな女優さんだし。ちょっと楽しみだな。木皿作品っていつも結構ご飯が美味しそうだったりするのよね。ドキュメンタリーを見ていても、作ってるご飯がとても美味しそうだった。きっとお料理上手なんだと思う。『昨夜のカレー、明日のパン』については、料理監修は高山なおみさんみたい。高山さんも私の大好きな料理研究家!これはほんと楽しみだ。

  • むっちゃんの幸せ〜福島の被災犬がたどった数奇な運命〜

2011年3月の東日本大震災福島県楢葉町の飼い主と離れ離れになってしまった「むっちゃん」という犬。ボランティアの手で被災地から助け出され、栃木県那須塩原市の被災動物の保護施設で1年を過ごした後、神奈川県横須賀市の老人ホームに引き取られた。いつ命を落としても不思議ではなかった「むっちゃん」は多くの人たちの小さな善意の積み重ねによって生き延びることができた。「むっちゃん」の波乱万丈の物語を紹介する。

福島県楢葉町でのんびり幸せに暮らしていたワンコ。その子の3.11後を取材して作られたドキュメンタリー番組『むっちゃんの幸せ』を見た。本当、あの地震原発事故の為にどれだけの人間と動物が大きく運命を変えられてしまったか、、。でもその中で一生懸命命を守ろうをした人たちがいるんだよね。原発事故で避難命令が出て、慌てて避難した人たちに取り残されたペットたち。この場合、飼い主を責められないと思う。ほんの数日の避難で帰れるんじゃないか、、って最初は思ったと思うんだよね。だから取るのももとりあえず慌てて避難したと思う。数日で帰ってこれるなら、避難所にペットは連れて行けなくても仕方ないって思ったんじゃないかな。でも、それが立ち入り禁止になってしまって。本当につらかったと思う。
その地域に入っていって、置き去りのペットたちをなんとか助けようと活動したNPOの人たちにむっちゃんは救われた。NPOの代表の人の「こんな時に動物なんて、、って批判はあるかもしれない。それはわかっています。でも、私たちは人間の命は救えないけど、動物の命なら救えるかもしれない。そうやって動物の命を救うことで、誰か救われる人間だっていると思うんですよね。私たちは自分たちにできる事をしているだけです。」って。すごく共感した。
そこで助けられたむっちゃん。しばらくは栃木のシェルターで暮らし、その後、神奈川の老人ホームに引き取られたんだよね。老人たちと一緒に暮らす事で、お年寄りのリハビリになったり心の支えになったりして。他に仲間のワンコもいて幸せそうだったむっちゃんだけど、、心臓に持病があったんだよね。それで、、ある日突然に旅立ってしまって。涙なしには見れなかった。いつかまた是非再放送してほしいなあ。たくさんの人に見て欲しい番組だった。

  • 栃木発地域ドラマ ライド ライド ライド

栃木の那須が舞台の、自転車ロードレースチームの話が一話完結のドラマになって放映される!ってことで。もちろん録画して見た。あらすじはこんな感じ。

栃木県北部、那須連山のふもとの那須町に誕生した“全国初の観光地密着型・プロ自転車ロードレース・チーム”「那須ベンガーズ」。小さな会社や商店などがスポンサーとなって地域活性化を目指します。しかし、課題は資金難。すぐに経営が行きづまります。経営再建のためにマネージャーとして送り込まれることになったのが、地元信用金庫の職員・平井守(28歳)です。守に突き付けられた条件は、那須ベンガーズの経営を2か月で立て直すこと。ある仕事での失敗を引きずる守は、恋人・美弥子(29歳)との結婚を控え、信用金庫に戻るため、懸命になります。
このチームで守と出会うのが、那須ベンガーズのキャプテン・遠山一成(39歳)です。エースを勝たせるため、風よけになる“アシスト”を20年続けてきました。将来のことよりも、ただ今、大好きな自転車ロードレースに全てをかけようとする一成。守は次第に一成の生き方に心動かされていきます。しかし、那須ベンガーズ経営立て直しの期限が迫る中、守はある決断をくだします。
そして、このことで、二人は激しくぶつかり合います。緑の高原を疾走する自転車。那須の風の中にそれぞれの答えを探し、前を向こうとする者たちの物語です。

このドラマは、実際に2012年に誕生した自転車ロードレースの地域密着型プロチーム「那須ブラーゼン」をモデルに作られたらしい。福島第1原発事故による風評被害で低迷した町の観光を復興しようと、町全体から応援を受けて誕生したチームらしい。それもあって、すごく現実感のあるドラマだったんだよね。ロードレースの様子も、「うんうん、こんな感じだよね〜。」って思った。那須をサイクルスポーツの街として復興しようという街の取り組みがすごく伝わってきた。まあ実際、日本でロードレースチームの経営ってすごく大変だろうなあ。ヨーロッパでさえ大変なのに。でも、ロードレースを盛んにする事ってきっと地方活性化にもすごく役立つと思うんだよね。なんとか日本にも自転車ロードレースが根づくといいのになあ。
那須は行ったことないんだけど、ドラマを見ていてすごく行ってみたくなった。私もこんなところを自転車で走ってみたいなあ、、。そんな速くは走れないけど、ゆっくりのんびり那須を走って、その後温泉にでもつかって、。そういう旅がすごくしたいなって思った。

  • 「にっぽん縦断こころ旅」

火野正平が自転車で日本を旅してるこの番組。時々見てるんだけど、いつも田舎を旅してはるイメージがあった。ここんところ見てなかったんだけど、お友達が「茨木市豊中市をやってるよ〜。」ってメッセで教えてくれた。で、慌てて見てみたら、なんと金曜日の放送でうちの実家のすぐそばの道を走ってた。ひえ〜!あの道を火野正平が走ってるやん!ってすごいビックリ。父がデイサービスに通ってた施設もチラッと映ってたし。よく知ってる場所が映って、そこを火野正平が自転車で走ってるだけでなんかめちゃテンションアップ。なかなかの坂道やのに、火野さん頑張ってたな〜。

  • 秋クールの新番組

夏クール。ドラマは結局『孤独のグルメ』しか見なかった。他に見たいものもなく。秋クールはどうかなあ。『相棒』は見るとして、『昨夜のカレー、明日のパン』でしょ。『深夜食堂』も忘れちゃいけない。それ以外は、、う〜ん。クドカンの新ドラマとかどうかな?ドラマ以外の方が楽しいかも。私の大好きな『世界入りにくい居酒屋』は10月1日水曜夜からBSでレギュラー放送するみたい。これめっちゃ楽しみ。あとは、また『妄想ニホン料理』も土曜日の夜、NHKの地上波で復活するみたい。これも見たいな。