養鶏場の殺人

この前、『愛の裏側は闇』を読むちょっと前に、この本の前半『養鶏場の殺人』の部分を読んだ。なかなか面白かったんだけど、後半を読み始める前に『愛の裏側は闇』を読み始めちゃって、ついついそっちに夢中になってしまい、後半部分の『火口箱』は未読。
後半も読まなくちゃ、、って思ってるうちに、ちょっと他の本を読み始めちゃったんだけど。なぜこの本の事を思い出したかというと、最近こんなニュースを聞いたから。

3年前、京都府南山城村で内縁関係にあった女性の首を絞めて殺害した罪に問われた男性に、京都地方裁判所は「自殺をほのめかしていた女性が男性に殺害されたとするには、合理的な疑いが残る」として無罪を言い渡しました。

おお、、、これはまさにあの『養鶏場の殺人』と似たシチュエーションではないか!と。この『養鶏場の殺人』は、実話に基づいた作品。あ、こう書いちゃうとかなりネタバレになっちゃうんだけど。でも、このニュースを聞いて、『養鶏場の殺人』を思い出さずにはいられなかった。現代だといろいろ詳しく捜査してもらえるだろうけど、1920年代の英国ではなあ、、。などといろいろ考えちゃったよ。この、京都の事件については、全然詳しく知らないし、本当のところどうなのかわからないけれど、本当に自殺だったのだとしたら、逮捕されていた男性は気の毒だったなあ、、と思ったりする。こんな事件、今でもあるんだなあ。