- 作者: 薬丸岳
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/12/11
- メディア: 単行本
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エリート医師が、鏡に囲まれた部屋で自殺した。その後、医学部受験を控えた一人の青年が失踪した。正義感に溢れる検事・志藤清正は、現場の状況から他殺の可能性を見破り、独自に捜査を進める。その頃、東池袋所の刑事・夏目信人は池袋の町を歩き、小さな手がかりを見つめていた。二転三転する証言のなかで、検事と刑事の推理が交錯する。
最後まで読み通して、やっぱり夏目刑事はいい人だなあ、、ってしみじみ思った。ドラマでも思ったけど、本当に魅力的なキャラだ。そして、今回初登場の志藤清正検事は、正義感が強く、意思も強く、かなり強引に押していく人なんだなあって思った。そして、エリートらしいプライドの高さが、自分の原動力になってるタイプで、若干鼻持ちならないところもあるんだけど。でもまあ、これはこれでなかなか面白いキャラだと思う。たぶん夏目シリーズはまだ続きそうだし、きっとこの検事も登場しそうで、なかなか楽しみだ。