日本沈没

なんか不気味な小笠原沖のマグニチュード8.5の地震の後、ちょうどBS-TBSで2006年版の日本沈没をやっていたので、見てみた。なんか絵空事とは思えない恐ろしさがあって、見ながらどんどん凹んじゃいそうだった。
日本沈没の1973年版を、東日本大震災の後に見て、地震の表現が結構的確だったのに戦慄を覚えたんだけど、ついついその古い方の映画と比べちゃった。まあ、古い方の映画と比べて、さすがにCGを多用した都市壊滅シーンの迫力は2006年版が圧倒的にすごかったけど、ストーリーとしては古い方が面白かったな。それでも、柴咲コウがレスキュー隊になって頑張ってるところが、昔のいしだあゆみと違って今の時代性を感じるから、その設定はまあ良かったかも。あと、個人的には、柴咲コウの家が月島で、月島のもんじゃ屋さんとかが舞台になってるシーンとかもそれなりに興味深かった。でもストーリーそのものより、どんどん壊滅していく都市の様子が恐くてね。絵空事と思えない。六本木や渋谷、それに月島も、どんどん地震津波でボロボロになってしまう映像がこわくて。夜夢に見ちゃったくらいだよ。
映画の内容はともかく、あの時代に原作本を書いた小松左京ってすごいなあ、、ってしみじみ思う。いや、でも、こんな恐ろしい本の内容が現実になってもらっては困るんだけどね。なんか見た後どんより、、となっちゃったので、気分直しに「日本以外全部沈没」も見ておきたいな、、なんて思った。