Parisのこと


13日の夜。サンドニのStade de Franceで、サッカーのフランス代表対ドイツ代表の親善試合が行われていた。スタジアムの入り口付近で爆発が起き、テレビ中継の映像でもハッキリ爆発音が聞こえてた。もしかして、本当は中で爆発を起こす予定だったのかな。オランド大統領もいたし。ドイツ対フランスってテロ対象としてはかなり効果的だと思われそう。それにしても、試合を普通に続行していたっていうのにはちょっとびっくり。確かに、試合中に「テロが起きたので試合を中止します!」なんて事になったら、何万人も見に来てる試合だし、パニックになりそうな気もするから、賢明だったかもしれないけど。ここでスタジアムの中では何もなかったというのは、不幸中の幸いだっかな、、と思う。

14日の土曜日は、家にいる時間はほとんどBBCを見たり、ネットでフランスのニュース見たりしてた。どうこうできる訳じゃないけど、気になってしかたなくて。Parisは大好きな街。何度も訪れた大好きな場所。私がよく行ってた頃(20年前)からイスラム原理主義との戦いみたいなのはあったけど。ここまで大規模なテロはなかったよなあ、、。全くの一般人を狙った同時多発テロってところが、シャルリー・エブドの時とは根本的に違うし。
あまりの衝撃になんと言っていいのかわからない。一部の狂信集団のせいで、イスラム教徒への迫害が起きたりしませんように。フランスのニュースを聞いてると、みんなが“ Liberté, Egalité, Fraternité”と口にしているから、、大丈夫なのかな。いろいろあってもフランスはフランスだから。

地図を見ると、Parisのいろんな風景が目に浮かんできて、いろいろ思い出しちゃうし、余計に実感が強くなる。Place de la Republiqueから結構近い場所だったんだね。Bataclanでの死者が一番多かったらしいけど。Perfumeがライブをした場所だというので、そのPerfumeの時の動画を見つけて見てみた。このライブ会場で急にテロが起きたら、、そりゃ大混乱だなあ、、、と。南端の現場から数百メートルのところにある、Bastille裏の職人街が好きでよくうろうろしていて、空気感を知っているだけに全然他人事とは思えない。
そして、レバノンでも数日前テロがあったし、イラクやシリアでも毎日のようにたくさんの人が亡くなってるという事も有って。自分では何もできないけれど。祈ることしかできないけれど、平和を祈るしかできない、そんな今の気持ちだ。そして、どうしようもなくやりきれない気持ちとただただ悲しい気持ちで、本当に、どうしていいかわからない。