1月2日〜実家でのお正月2日め


2日の朝。またまた穏やかな晴れ。今年のお正月は、なんて私向きの良い天気なんだろう。神様が味方してくれたとしか思えないわ。朝は母とふたりで、またお雑煮とちょっとおせち料理をつつく。
朝ご飯の後は、トイレ掃除。でも、正直母が一人で使ってるトイレは、父がいた時よりはずっときれいに使ってる。トイレ掃除もその頃よりはうんと楽だなあ、、と思いつつ、トイレ掃除は無事終了。
その後、台所の食器棚の整理と、敷紙の敷き直し。さすがに一人暮らしで、こんないいっぱい食器はいらんやろ、、と母に言いつつ。古くて安物で、しかも全然使わないものは廃棄処分にする事に。こういう断捨離は、本当は年末にやりたいところだけど。ま、お正月でもやらないよりいいよね。

お昼ご飯は、パン。それにカリフラワーの炒め物と、サワー漬け。カリフラワーって旦那が苦手だから我が家では食卓にのぼる事がないんだけど、私は結構好きだったりする。
昼ご飯の後は、私一人で、父のお見舞いに。母は家でちょっと休憩。父は「お母さんは?」「お母さんはいつ来るの?」と何度も聞いてきた。母へのべったりぶりがわかる。「お母さんは今日は家の片付けしてるよ〜。昨日来たでしょ。」と言うと、一旦は納得するものの、「でもお母さん、あとでhimekaguraの事迎えに来るやろ?」って。どんだけ母に会いたいんだか。もともと母にべったりだったところが、認知症になってますます母への依存度が増してる。
父には、昔話をいろいろ聞いてみた。案外昔の事は覚えてたりするから面白い。もともと広島の倉橋島出身なんだけど、父が小学校に入るくらいに、一家で大阪に出稼ぎに来ていたらしい。祖父は浄水場の門番をしていたそうな。それで、父は小学校は大阪の木川小学校に通っていたとか。南方の駅前の運送屋さんの息子と仲良しだった、と嬉しそうに話してた。小学校時代の事、師範学校に行ってた頃の事、戦争が終わって制度が変わって、大学に通い出した頃のこと。結構初めて聞く話もあったりして、面白かった。父も、「今日はいっぱい話を聞いてもらえてよかった。」となんだか満足そうだった。それでも夕方5時近くなって「じゃあそろそろ帰るよ〜。」って言うとすごく淋しそうな顔をされてちょっとつらかった。母は、しょっちゅう「もう帰るの?帰らんとって。」と言われてつらい、って言ってたけど、本当、確かにこれはちょっとつらいな。なんとも言えない気分。

晩ご飯は、母が準備しておいてくれたすき焼き。去年は肉の量をめぐってちょっとしたこぜりあいが有ったんだけど、今年は、もう母が肉を皿に盛っていたので、特に何も言い合うこともなく。平和に夜が更けていった。
夜は母と一緒に、楽しみにしていた富士ファミリーを見た。やっぱり木皿泉のドラマっていいなあ。薬師丸ひろ子キョンキョン片桐はいりって、みんなあまちゃんに出てたメンバーだし。ドラマはとっても楽しめた。母は、片桐はいりに釘付けで笑ってた。片桐はいりってこれだけ年寄りまで夢中にさせるくらい、やっぱり上手だわ。