カンチがすっかり老けちゃって、オヤジになってる。そりゃそうだよね。でも、、良かった。あんまり期待しないで読んでみたんだけど、すごくグッとくる内容だった。そうだよね。いろいろ見かけは変わっても、やっぱりカンチはカンチだし、リカはリカだった。さとみも三上も、ちょっとだけ出てくるだけだけど、やっぱり、そうだろうなあ、、って思える25年後の姿だった。あ、三上が愛媛に帰ってたのはちょっと意外といえば意外かも、だけど。
一本筋が通ってるのがリカ。漫画版のリカは、ドラマと違って結構とんでもない奴だったんだけど、そんなリカもやっぱり筋が通ってたんだなあ。相変わらずのリカの姿にちょっと泣けた。カンチの娘、リカの息子。きっとこんな感じだろうと思う。私的にはすごくピッタリはまる続編で、25年後の彼らに会えたのは本当に嬉しかった。でも、とっても良かっただけに、もうこれで終わりにしてほしい気もした。連載とかは、ちょっとやめてほしいかも。この読み切りがすごく良かったので(賛否両論あるみたいだけど)もうここで終わりって事にしてくれたらいいなあ。
- 作者: 柴門ふみ
- メディア: コミック
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「最初は東京コンプレックスもってた。満員電車に気おくれした。だけど駅でうどん食って思ったね。なんだこのどぶ水みたいな汁は!こんなまずいうどん平気で食ってる奴らになら勝てると思った。」この言葉にすごく共感した。旦那と二人、東急で渋谷に通勤する途上、時々東京に飲み込まれそうになるからこそ、こういう思いで踏みとどまって頑張るんだよねえ、、って。あれから25年たって、今は特別頑張らなくても大丈夫なんだけど。でもたまにこういう気持ち思い出すなあ。ちょうど同年代で重なったからこそ、すごく思い出深い。
あの赤名リカの、野生児のような無茶苦茶っぷりも面白かった。子供の頃アフリカで過ごして、ジンバブエで裸足で走り回っていたから、、っていう設定ではあったけど。漫画の中ではリカの内面への踏み込み方がそこまで深くなかった気はする。謎が多いというか。
確かこの漫画全巻揃えていたはずなんだけど、どこに行っちゃったっけ。なにしろこれを読んでいた頃から、3回も引っ越ししたからなあ。家探ししたけど見つからず。でもどうしてももう一回読みたくなって、あちこち探してブックオフでゲットした。1冊100円で4冊400円+税だったので、まあ良いか。それにとてもきれいな本だったし。
- 出版社/メーカー: フジテレビジョン
- 発売日: 2001/09/19
- メディア: DVD
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今見ると、ドラマはドラマでやっぱり面白いね。原作の赤名リカの、上澄みの良いところだけエッセンスにして鈴木保奈美に注入した、、という感じだけど。鈴木保奈美はこの頃最高に可愛らしいし。原作のリカとは少し違う、すごく可愛い魅力的なリカを作り上げていたと思う。さすが、伝説のドラマになるだけの事はあるね。