- 作者: 新海誠
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー
- 発売日: 2014/04/11
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (15件) を見る
アニメ作品の方を見る前に、この小説を読んだので、キャラや風景も自分の好きに想像しながら読んだ。読み終えてから、ネットでこの予告編の映像を見たけれど、自分の思い描いていた通りの画像だった。新海誠の作るアニメって本当に画像が美しいよなあ。季節感がすごく豊かで。なんとなく雨のにおいまで感じられるような。
1章ごとに万葉集の歌が出てくるんだけど、“雷神(なるかみ)の しまし響もし さし曇り 雨も降らぬか 君を留めむ”という歌と、その返歌“雷神(なるかみ)の しまし響もし 降らずとも 我は留まらむ 妹し留めば”という二つの歌がとっても印象的だった。私は雨は大の苦手で、雨の日はそれだけで憂鬱になってしまうんだけど、この本を読んで、雨もそう悪くないかも、、と思ったよ。それに新宿御苑に行ってみなければ、、と思った。入場料いるので、今まで行ったことなかったんだけど。一度行ってみなくちゃ。
アニメ『言の葉の庭』はNHKBSプレミアムで3月25日(金)の午後11時45分から放送予定なので、興味のある方は是非ご覧になってくださいね。
http://www4.nhk.or.jp/P3920/
もともと、私が新海誠の作品を知ったのは、秘書友達に教えてもらったのがきっかけ。『秒速5センチメートル』を大好きな中国人留学生の子が、アニメの聖地巡りをしているっていう話がきっかけで興味を持った。新海作品は海外でもすごく人気みたい。かえって外国人に、日本のすぐれた作品を教えてもらえるって事があるんだよね。それもなかなか素敵な事かも。