言の葉の庭


雨が苦手な私は、本当に梅雨が苦手。このじめじめした感じが本当に苦手だなあって思うんだけど。でも新海誠監督の『言の葉の庭』を見た時に、雨もそう悪くないかも、、とちょっとだけ思った。この梅雨の季節に、また録画してある『言の葉の庭』を見直してみた。
「鳴(な)る神の 少し響(とよ)みて さし曇(くも)り 雨も降らぬか 君を留(とど)めむ」「鳴(な)る神の 少し響(とよ)みて 降らずとも 吾(わ)は留(とど)まらん 妹(いも)し留(とど)めば」
この万葉集の二つの歌もとてもロマンチックで素敵だなあ、と思う。雨が降れば貴方は留まってくれるかしら、、と思う歌と、雨が降らなくても貴女が引き留めてくれれば留まりますよ、という歌。なんだか、こういうやりとりっていいなあ、、としみじみ。そうね。雨が降れば留まる口実にはなるのだから、雨もそう悪くないのかもしれない、、なんてね。もうそんな事を思ってドキドキするような時代は遠い昔に過ぎ去ってるわけですが。
でもこの映画を見て、この主人公二人の心情が痛いほど伝わってきて、なんだか泣けた。アニメ映画の中では一、二を争う好きな作品だ。画像がものすごく美しいし。新宿御苑に実際行ってみて、その風景が完璧に再現されてるのを知ったんだけど、本当にすごいと思う。映画を見直してみて、また新宿御苑に行きたくなった。この映画は何度見てもすごく良いなあ。
そして、エンディングテーマの、秦基博 のrainもすごく良い。この曲、なんだか懐かしいなあ、、って思っていたら、もともとは大江千里の曲だったんだ。それでなんだか聴いたことある気がしたのね。今あらためて聴いても、大江千里ってすごく良い曲書いてるなあって思う。