- 作者: おぐらなおみ,読売新聞生活部
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2017/02/08
- メディア: 単行本
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とっても幸せで仲良しでほどよい距離の親子関係の人にはわからないだろうなあ、って思う。冷たい娘と思われるかもしれなけど、私はとにかく実母が重かった。今でも正直重い。親不孝だな、、って自分で思うけど、しょうがない。だって重いんだもの。
ただ、どこか似たような経験をしてる者同士には、わかってもらえたりするんだよね。友達にわかってもらえると、それだけでちょっとホッとしたりする。
で、彼女がこの本貸してくれた。「きっとhimekaguraさんは、共感すると思うよ、この本。」って。
一読してみて、本当に、もう共感する事だらけ。「もっと早く帰ってくるべき!親の言う事は正しいんだから聞いときなさい!」「何が不満なの?何不自由なく育ててもらって何が不満なのよ!」など、この本に出てくる母の台詞、本当に聞き覚え有るし、身に覚えのある事ばっかり。結婚して家を出るまで、当然のように母は私を支配しようとしていたし。結婚して家を出てからも、実家になかなか帰ってこない私を、いつもちくちく責めていた。
今も、「あんなに遠くに嫁がせるんじゃなかった。」とか「私は娘との縁が薄くて不幸だった。」とか、「○○さんの娘さんは毎週一回は家に帰ってきてて幸せなのに、私は、、」とか。
不満&愚痴だらけ、なんだよね。しかも、自分は不幸だって、、哀れっぽく言われるから余計に気が重くなる。
って、、ついついここで愚痴っちゃった。でも、この本を読んでると、私と同じように思う娘も世の中にいっぱいいるんだなあ、、ってしみじみ思っちゃったよ。
- 作者: 信田さよ子
- 出版社/メーカー: 春秋社
- 発売日: 2008/04/10
- メディア: 単行本
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