母娘問題

母娘問題 - オトナの親子

母娘問題 - オトナの親子

実家の母の事について、ついつい愚痴ってしまうお友達がいて。彼女は私の愚痴を聞いてよく共感してくれる。愚痴を聞いてくれて共感してくれる人がいるって、それだけでかなり気持ち救われるんだよね。
とっても幸せで仲良しでほどよい距離の親子関係の人にはわからないだろうなあ、って思う。冷たい娘と思われるかもしれなけど、私はとにかく実母が重かった。今でも正直重い。親不孝だな、、って自分で思うけど、しょうがない。だって重いんだもの。
ただ、どこか似たような経験をしてる者同士には、わかってもらえたりするんだよね。友達にわかってもらえると、それだけでちょっとホッとしたりする。
で、彼女がこの本貸してくれた。「きっとhimekaguraさんは、共感すると思うよ、この本。」って。
一読してみて、本当に、もう共感する事だらけ。「もっと早く帰ってくるべき!親の言う事は正しいんだから聞いときなさい!」「何が不満なの?何不自由なく育ててもらって何が不満なのよ!」など、この本に出てくる母の台詞、本当に聞き覚え有るし、身に覚えのある事ばっかり。結婚して家を出るまで、当然のように母は私を支配しようとしていたし。結婚して家を出てからも、実家になかなか帰ってこない私を、いつもちくちく責めていた。
今も、「あんなに遠くに嫁がせるんじゃなかった。」とか「私は娘との縁が薄くて不幸だった。」とか、「○○さんの娘さんは毎週一回は家に帰ってきてて幸せなのに、私は、、」とか。
不満&愚痴だらけ、なんだよね。しかも、自分は不幸だって、、哀れっぽく言われるから余計に気が重くなる。
って、、ついついここで愚痴っちゃった。でも、この本を読んでると、私と同じように思う娘も世の中にいっぱいいるんだなあ、、ってしみじみ思っちゃったよ。
母が重くてたまらない―墓守娘の嘆き

母が重くてたまらない―墓守娘の嘆き

以前読んだこの本の事も思い出しちゃった。まあでも、そうは言っても、なんとかね。母との距離を測りつつ、なんとかこの先もうまくつきあっていくしかないよな、、って思う。なんだかんだ言いながらも、母もそれなりに我慢してくれてるわけだし。東京と大阪に離れているだけに、心の距離も取りやすいんだから、なんとか上手にこの先もつきあっていけますように。