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原作漫画は、桐山零君と、三姉妹の家族との交流部分、それと将棋部分、バランスよく配置されていて、その中で桐山君が成長していくっていう話なんだけれど。映画は、かなり将棋部分に力をいれてる感じだった。そのせいか、全体としてちょっと暗い感じにはなってたけれど、私としては、これはこれで好きだった。
やっぱりキャストはなかなか豪華でピッタリな感じ。妻子捨男が、伊勢谷友介なのが、ちょっと豪華すぎ??って思っちゃったけど。ハンサムなのにつかみどころがない雰囲気をよく体現していたかも。伊勢谷友介だったら、ある程度何しても許される、、かも?なんて、ちょっと思っちゃった。笑
それと宗谷名人役の加瀬亮が本当にすごくピッタリで。あのふわふわした天才肌の名人な感じが、いかにも宗谷名人だった。有村架純もすごく上手だったなあ。
原作通りではなかったけれど、これはこれで、桐山零君の成長物語として、見応えがあった。まあ原作が好きだから、あの世界観が好きだから、っていうのはあるだろうと思う。これを急に映画館で見ても、どう思うかな??とは思うけれど。
映画の中に何度もこの橋が出てきた。このすぐ近所に三姉妹の家がある設定なんだよね。
そして、この中央大橋を渡って八丁堀側に零君の家がある設定。だから何度もこの中央大橋を渡ってる。
八丁堀駅のこの入り口、何度も出てきてたなあ。なんだかやっぱり地元が舞台っていうのもすごく親近感があって。だからこそ、ますます「3月のライオン」が好きなんだろうと思う。月島という街が、オリンピックが近づくにつれて、ちょっと月島らしさを無くしつつある面もあって。そんな今だから、この映画の中に月島の街がしっかり残ってくれるといいな。