8月2日、銀座松屋にポーの一族展を見に行ったんだけれど、その時は図録が売り切れていたので、お金を払って予約してきた。その図録が、8月末にようやく届いた。
たくさんのイラストは、見てるだけでも楽しいな。
これはしばらくゆっくり眺めて楽しもう。とても嬉しい。
本屋さんで購入した『ポーの一族ユニコーン』。1話のスタートが、現代のミュンヘンのマリエンプラッツ周辺のカフェだった事は、すごく嬉しくて、とてもワクワクした。
40年前の作品でアランは消えちゃったの?死んじゃったの??と思って。ずっと長い間、すごく悲しかったんだけど。アランは完全に消滅しちゃったんじゃない!ちゃんと残ってて、エドガーがなんとしてでも蘇らせようとしている!ってわかって。まずその事に感動した。
2016年のミュンヘンからスタートしたユニコーンは、その後1958年のベネチアへ。
萩尾先生のいろんな物に対する深い造詣もすごいなあ、、って、今さらながらいちいち感動してしまう。音楽の世界も。いろんなふさわしい曲が物語を彩ってくれている。
そのベネチアの後、1976年のロンドンへ!あの『エディス』が描かれたロンドン!ってことは、あの、火事で消えてしまったふたりの話に繋がるわけ??と。ドキドキ。
40年も間が開いていたのに、萩尾先生の作品世界はちゃんと整合性がとれて、繋がってるんだなあ、、と。その事にも感動。
いや、まあ、とにかく。今、またあの『ポーの一族』の続きが読めて、動いてるエドガーやアランが見れるんだから。もうそれだけで十分だし。そのふたりの世界や物語が、全然期待を裏切らないものだっていうのが、本当にすごすぎる。
この続きも楽しみだ。