母と娘って、いろいろ難しい


実家に帰って4泊もして、母とずっと一緒にいると、やっぱりだんだんいらついてしまう事がある。もう80歳を過ぎた母に何も言うまい、なるべく母の言うとおりにしてあげようと最初は思うのだが、なんでもかんでもマイペースな母に、だんだんいらついてしまう事が重なり、最終日あたりには「もうこれ以上ここにいるのは無理!早く帰りたい!」と思ってしまったりする。まあ自分もわがままなんだろうけどね。でも家ではやりたいように自分のペースを守れるのに、実家に来てすべてにおいて母のペースを守って母を尊重して、、、としているとだんだん疲れてくる。
「もうイヤだ〜。無理!これ以上一緒にいたら私は切れそう。」などと、旦那にSNSで愚痴ってたりした。で、ようやく3日に旦那と再会し、私が実家であった腹立つことをあれこれ説明したら、、旦那が一言。「そんなしょーもない事で怒ってたんや。しょーもな〜!!」って。え?そんなにしょーもないささいな事?と、旦那に言われてよく考えてみたら、確かにめっちゃ低レベルのくだらない事。でも実家で煮詰まってくると、そういうしょーもない事で腹立ってしまうのよねえ。
自分で旦那に説明して、いったい何が腹立っていたのか、、と思い出すと、まあ確かにくだらない事かな?とも思った。そもそも、料理の味付けレベルでよく言い争いになったし。エビチリにピーマン入れるのはやめようよ、という私。母が準備していたエビチリの材料は、海老が6尾に、あとはピーマンが二袋。ピーマン多すぎるやろ。それとか、私のネギの切り方がおかしいとか。「おかしいって言うんやったら、切る前に言え!ていうか自分で切れ!」と心の中でいらっとする私。洗濯物が生乾きなのにすぐ取り込もうとする母と言い争いになったり。いくらなんでもこれはないやろ、、というボロボロの役に立たない小物洗濯干しを使っている母に、「それ100均で売ってるんやから、いいかげん買えば?」と言ってしまった私に母がムッとしてたり、、とか。おにぎらずに入れる焼き豚をレンジで温めるか温めないかでもしつこく言い争いになったり。そんなんどっちでもいいのにねえ、、。

で、そういう細かいあれこれが積もってて、つい2日の夜、母が「今夜はすき焼きにしよう!」って機嫌がいいのに、水を差すような事を言ってしまった。「すき焼きって、、牛肉これだけ?二人で198グラムって少ないね。」とついつい心の中の声をそのまま口にしてしまった。「肉、ひとり100グラムずつもあれば十分でしょ!そんないっぱい肉食べるからあんたは太るんや!」と言い返す母。まあ、材料に文句をつけた私が悪かった。でもお正月のすき焼きって、ちょっと多めに肉を準備するもんじゃないの??ってつい思ってしまった私。母は、「もういいよ。そしたら私は肉食べへんからあんたが全部食べたらいいでしょ!!」と怒ってしまうし。私は私で、「いいよ。どうせ私は太るから、肉はいらん。お母さん食べたらいいでしょ。」とすき焼きの最中、ふたりでお互いの皿に肉を押しつけ合う、という結果に。あ〜あ。ほんと、今考えたらめっちゃしょーもない事してたな。でも、やっぱり遠慮無いぶん、母と娘って意外と難しい関係かな、とも思う。うちの母は、娘がなんでも母の言うことを100%聞いて当然とか思ってるし。
そんな感じでちょっと実家で疲れた私だけど、3日の午後からはご褒美の有馬温泉だった。その日記は近々アップします。