予告殺人

予告殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

今日のミス・マープルは、予告殺人。
“A Muder is Announced”っていう原題が、ちょっとかっこいいなあ。
ミス・マープルシリーズは、ポワロシリーズより時代が少し後で、第二次世界大戦後の話なので、そのころの雰囲気がいろいろ出ているなあ、と思う。
ナチスの迫害から命からがら逃げてきてメイドをしているポーランド人女性とか、仲間に裏切られて恨みを持っているフランス人パルチザンの生き残り、とか。
今回のシリーズは、結構セットや小物にもお金をかけてしっかり再現している感じ。なかなか面白い。
長い小説を1時間半のストーリーにしているので、はしょってはいるけど。
来週も、またマープルとポワロがあるので、かなり楽しみ。