本を読み終えた

月島物語ふたたび

月島物語ふたたび

ようやく、『月島物語ふたたび』を読み終えた。
前に、『月島物語』を読んだ時とはまた違う感慨があった。最後は、2006年の月島まで出てくるんだけれど、やっぱり99年に比べても、月島はまたすごく姿を変えているみたいだ。
月島と佃島って、隣り合わせの地区なのに、中はかなり違う、とか。この本を読むまではわからなかったな。
佃島は、徳川家康が大阪の佃村から呼んできた漁師たちが移住してきた村で、今もしっかりした共同体みたいだ。
それに比べて、月島は、どちらかというと、明治以降に地方から流れてきた工場労働者がたくさん住んだ街で、そういう意味では、本当の“下町”とはちょっと違うようだ。今はすっかり下町の代表格みたいに言われてるけどね。
ゴミと罰 (創元推理文庫 (275‐1))

ゴミと罰 (創元推理文庫 (275‐1))

こっちは、あき時間にちらちら読んでいた、主婦探偵ミステリー。
犯人は、最初にこの人?と思った人がやっぱり犯人だったりして、謎解きはそれほど複雑じゃなかったけど、それより、アメリカの主婦の暮らしがかいま見える背景のストーリーが面白かった。
アメリカって中流家庭でも、ホームパーティの前には掃除婦さんを呼んだりするような余裕があるんだなあ、、とか。主婦寝室に専用のバスルームがあるのか、、とか。
でも、アメリカも近所づきあいとか、PTAの役員とか、子供の野球大会とか、いろいろ面倒くさそうなのは日本の主婦と結構似てるんだなあ、、とか。
ホームパーティに、主人公が持って行こうとしたのは、にんじんサラダ。和訳の本では、オレンジジュースではなくみかんジュースでドレッシングを作らなくてはいけない、、とあったけど、これはタンジェリンのジュースとかのことなのかな?とりあえず、オレンジジュースより酸味の強い物で作れってことかしら。にんじんサラダって、パーティメニューとしては地味なんじゃ??と思うけど、、美味しいんだろうか。なんてところに、興味を惹かれたりした。
大阪ハムレット 2 (アクションコミックス)

大阪ハムレット 2 (アクションコミックス)

これは、旦那が「こういうの好きちゃう?」と言って買ってきてくれたマンガ。
確かにすごくツボだった。
人間の弱さや優しさを感じて、心の奥の方にじ〜んとくるストーリー。
ここに出てくる八百屋のお母さんがすごくいいなあ。こういう優しい人になりたい。