『魍魎の匣』(もうりょうのはこ)

この前、近所のTSUTAYAでレンタル半額をやっていたので、2本DVDを借りてきた。そのうち1本がこれ。
京極夏彦京極堂さんシリーズの第2作かあ、、というのに惹かれて、なんとなく借りて見た。
京極堂さんシリーズ1作目『姑獲鳥の夏』は、お友達に借りて読んだ思い出の作品。もう10年近く前になるけれど、私が入院して手術した時、友人が病院で暇な時にとその本を貸してくれた。中身はとっても面白かったんだけど、ただ、すご〜く恐くて恐くて。入院の時にはむかない本かも、、と思った。(笑)この本を読んで、その後夜トイレに行こうと思うと、なんだか病院の暗い廊下がすごく恐ろしい空間に思えて、、。今思い出すと、それもなつかしく、なんだか笑っちゃういい思い出なんだけどね。
で、『魍魎の匣』は、原作は読んでないんだけど、なんとなく面白そうかなと思って借りて見た。
堤真一が、古本屋で宮司京極堂さんを演じているんだけど、もうあまりにも私のイメージぴったりでそれがすごく嬉しかった。彼は、着物を着ての立ち居振る舞いもすごく自然で美しくてびっくり。いつも現代劇で見ているので、そういう演技もできる人とは思わなかった。彼って本当に芸達者だな。
なんというか、グロいシーンもあったりして、う〜むという面もなくはないけど、でも全体には良い雰囲気で、戦後まもなくの日本の雰囲気もうまく再現していて(上海ロケらしい)なかなかよかった。グロいところは早送りとかしたけど、、。
まあ、私としては、堤真一京極堂さんが見れただけでも十分満足かな。そういえば、これも映画化されてるんだった。見てみようかなあ。