- 作者: フランクシェッツィング,Frank Schtzing,北川和代
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2009/02/06
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- 作者: フランク・シェッツィング,北川和代
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2009/02/06
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舞台は13世紀のケルン。しがないこそ泥、狐のヤコプは、ケルン大聖堂の建築監督ゲーアハルトが大聖堂の足場から黒い影に突き落とされる姿を目撃し、命を狙われることになってしまう。ゲーアハルトを殺した黒い影は悪魔(トイフェル)だったのか?
ヤコプは偶然知り合った染め物屋の娘リヒモディスと、その伯父で、教会の主席司祭を務める賢者ヤスパーに助けられ、事件の背後に潜む陰謀を探り始めるのだが、、。
という感じのストーリー。ケルンには一度しか行ったことがないけれど、あの威風堂々とした美しい大聖堂が舞台、というだけでまずわくわくする。そして、ケルンの市場の様子なんかも出てきて、すごく興味深い。
建築家ゲーアハルトは実在の人物で、実際に、大聖堂から転落して死亡したとされている。なんでも、ゲーアハルトは、大聖堂の完成をめぐって、悪魔(トイフェル)と契約を交わし、魂の宿った肉体を悪魔に渡さないために、大聖堂から飛び降りたという伝説があるとか。
そんな伝説からストーリーを考えだしたのかな。史実もおりこんで、十字軍の傷跡などもいれつつ、ミステリーとしてドキドキする展開になっていて、すごく面白いストーリー展開。
- 作者: フランクシェッツィング,熊河浩
- 出版社/メーカー: 武田ランダムハウスジャパン
- 発売日: 2008/02/01
- メディア: 文庫
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面白いミステリーって、ページをめくるのがもどかしい感じがするよね。まさに、そんな感じの本だ。