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まず1本目は『アフタースクール』。
なるほど〜、やられた!という感じのストーリー展開で、なかなか面白かった。
同じ監督の『運命じゃない人』を見て、後半のどんでん返しにびっくりしたけど、やっぱり同じような感じだ。
『運命じゃない人』は、いかにも低予算で作ったという感じだったけれど、それが評価されて、こういう大きな映画が撮れたのね、良かった良かった、、などと思ってしまった。
やっぱり大泉洋って味のある役者さんだよね。初めて『水曜どうでしょう』のDVDで見た時は、こんなにいい役者さんになるとは思わなかったなあ。それと、堺雅人ってなんとなく不思議な感じが素敵。奥が深いというか。
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ストーリーはこんな感じ。
中学生になったばかりのまいは学校へ行くのが嫌になり、ママの提案でおばあちゃんのもとでひと夏を過ごすことになる。魔女の血筋を引くというおばあちゃんの暮らしは自給自足。野菜やハーブを育て、昔ながらの知恵を活かしながらの生活は、まいにとって新鮮に感じられた。課された“魔女修行”は、早寝早起き、食事をしっかり摂り規則正しい生活をするというもの。そんな暮らしは、やがてまいの心にも変化を起こさせるのだった…。
このおばあちゃん役の女優さんがとっても素敵で、本当に素敵な魔女のようでそれがとても良かった。シャーリー・マクレーンの娘さんらしい。おばあちゃんの家の周辺の風景もとても美しい。ロケは山梨県だったみたいだけれど、「日本もちょっと車を走らせると、こんなに美しい場所がまだまだたくさん残ってるのね、、。」としみじみ思える。
「自分が楽に生きられる場所を求めたからといって、後ろめたく思う必要はありませんよ。サボテンは水の中に生える必要はないし、蓮の花は空中では咲かない。シロクマがハワイより北極で生きるほうを選んだからといって、だれがシロクマを責めますか」
この、おばあちゃんの言葉が胸にしみた。そうだよね。無理しなくてもいいんだよ。
そして、映画はラストシーンが秀逸。胸がすっきり、そして涙がぽろっとこぼれた。小学生の頃、毎夏一週間くらい過ごさせてもらった、奈良の吉野の親戚の家のことをふと思い出したりもして。
梨木香歩の書く物語って、根底に優しさが流れてる感じがして、とても好きだなあ。