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女の子ものがたり [DVD]

女の子ものがたり [DVD]

W杯に夢中になってるけど、ちょっと気分転換に時々DVDも見ている。そのうち1本。「女の子ものがたり」は、西原理恵子原作の映画。
あらすじはこんな感じ。

36歳漫画家の菜都美は、スランプに陥ってからというもの、昼間からビールを飲み、タライで水浴びをしたり、ソファで昼寝をしたりと、一向に立ち直ろうとする気配がない。新米の担当編集者、財前はそんな菜都美に「先生、友達いないでしょう?」と、キツイ言葉を投げかける。その一言で、菜都美は遠い昔、自分がまだ「女の子」だった頃に思いを馳せる。そして、人生最大のケンカをした「友達」の事を思い出すのだった。

主人公の小学生時代、高校生時代を、現在と交錯しつつ描いている。主人公と女友達2人、女の子たち3人の物語を描いてるんだけれど、その姿は、西原らしく、なかなかヘビーな現実だったりする。貧しさとか、いじめとか、若さゆえの危うさとか、残酷さとか。
でも、「私には友達がいるんだ。」という心の支えは、本当に何ものにも代え難い物だよなあ、、としみじみ思う。この映画、映画館で見なくてよかったよ。もう、私、最後には声をあげて泣いちゃったから。私自身のいろんな思い出を思い出しちゃったりして。10年前に亡くなった友達の事を思い出したり。でも、気持ちの良いラストだった。かつて女の子だった人、今も女の子な人、みんなにすごくお薦めしたい映画。西原の原作も読みたくなった。
今公開中のパーマネント野ばらも、見に行きたいと思いつつ行けてないなあ。ついついワールドカップモードになっちゃってるので、、。

もう1本は「東のエデン劇場版The King of Eden」。これは、フジテレビで2009年4月〜6月に放送された人気TVアニメの完結編となる劇場版2部作の第1部。監督は「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」の神山健治。画像はもちろんとても美しいし、ストーリーも複雑ですごく面白い。
ストーリーはこんな感じ。

2011年2月19日、日本を襲った60発のミサイル攻撃を誰にも知られることなく阻止した滝沢朗は、その半年後、こつ然と姿を消す。彼を見守ってきた森美咲は、滝沢が残した謎の携帯電話「ノブレス携帯」にあった情報から、滝沢がいると思われるニューヨークへ向かうが……。

アニメは、私の住む街が舞台だったので、興味を惹かれて見ていたんだけど、この映画、アニメを見てない人にはかなり不親切で、見てないと何がなんだかわからないかも?
「この国(日本)を正しき方向へ導く」義務を負った12人の人間が、Mr.OUTSIDEによって一方的に選ばれ、選ばれた人間には100億円の電子マネーがチャージされたノブレス携帯が与えられる。その12人の中で日本の救世主になる事を争う?ゲーム、、というのが、ストーリーの軸になってるんだけれど、今の日本が抱えるいろんな問題を象徴的に表していて、なかなか面白い。劇場版のパート2で完結のはずなんだけど、最後どんな形で完結したんだろう??すごく気になる。DVDが出たら速攻借りに行かなくては、、。