- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2011/01/28
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ストーリー。話題作になっているので、ご存知の方も多いと思うけど、こんな感じ。
とある中学校。終業式後のホームルームで、1年B組の担任・森口悠子(松たか子)は、37人の生徒を前に語り出す。私の娘が死にました。警察は事故死と判断しましたが、娘は事故で死んだのではありません。このクラスの生徒に殺されたのです……。一瞬、静寂に包まれる教室。事件に関わった関係者たちの告白によって真相が明らかになっていく中、森口は、罪を犯して反省しない犯人に対し想像を絶する方法で罰を与える……。
いやあ、、なんというか、恐い。背筋がぞっとする感じ。松たか子の抑制された演技が素晴らしい。この人、こんなにうまかったっけ?というくらい、素晴らしい演技だった。ただ、語るだけで、その奥の激しい憎しみや狂気が感じられる。それも抑制された感情の奥の奥に、めらめら燃えてるものが見える、という感じ。それがすごく恐い。中学生たちの、何も考えてない、その残酷さも恐ろしい。新任教師の、とんでもないバカな熱血ぶりも恐ろしい。
いろいろ考えさせられる作品だし、映画としての完成度も素晴らしいと思う。ただ、、正直私は好きになれない作品だった。どうにも後味が悪いというか。ミステリーとして珠玉のできだし、役者さんもみんなうまかった。でも、、なんだかやっぱり私はダメだ。こういう作品。できれば、映画は、「見てよかったなあ」と思えるような、どこかほのぼのしたところのある作品が好きなので。たとえ暗くてもどこかに希望が残るような作品であってほしい。
『告白』は、映画として素晴らしい出来だと思うし、いろいろ考えさせてくれる作品とは思うけれど、、やっぱり私にはう〜ん、、ちょっとなあ、、、って感じ。興味のある方は是非見て、感想を教えてほしいな。