- 作者: アゴタクリストフ,Agota Kristof,堀茂樹
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1991/01
- メディア: 単行本
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アゴタ・クリストフ、大好きな作家だったけれど、ここのところその存在をすっかり忘れてしまっていた。なつかしいなあ。90年代、悪童日記の日本語訳が発売された頃、夢中になって読んだなあ。その後発売された『ふたりの証拠』『第三の嘘』とあわせた3部作。どれも素晴らしかった。
ミュンヘンに住んでいた頃、ちょうどアゴタクリストフが来て朗読会を開くというので、出かけて行き、生のアゴタクリストフに会って、大感動したのが今もいい想い出。イメージそのままの、地味で物静かな雰囲気の女性だった。いろいろ厳しい道を乗り越えてきた、芯の強さがある人なんだろうと思った。
結局寡作な作家で、残した作品は多くなかったけれど、あの3部作だけで十分なんじゃないかな?と思ったりする。また読み返してみたいけど、あの本どこやったっけ??