あさりの酒蒸し

深夜食堂の第三話は、あさりの酒蒸しだった。この話も、原作でとっても好きだったんだよね。あらすじはこんな感じ。

マスター(小林薫)の止めるのも聞かずに、「あさりの酒蒸し」を肴に、店で飲み続けるおレン(馬渕晴子)。おレンはいい年をして結婚の話のない息子の丈(宇梶剛士)に悪態をつきながら、今夜も酔いつぶれ、背負われ家に帰っていく。空手道場で指導をし、生徒の子供たちからも慕われている丈は、母とは違って酒を飲まず、その人格は幼な馴染みの永井(甲本雅裕)からも一目置かれている。気がかりなのは母の体調だが、丈は、苦労しっぱなしだった母から酒を飲む楽しみを奪えない。マスター相手にそう話す丈の心に、幼い日の母との思い出が蘇る。

「さっさとくたばっちまえ、くそばばあ。」なんて言いながら、老母をおぶって帰る息子の姿がなんともほほえましい。馬渕晴子がこんなおばあさんの役なんだ、、というのはちょっと衝撃だったけど。
mixi深夜食堂ファンコミュを見てたら、「あさりの酒蒸しは食べたことないけど美味しそうだった。」とか「あさりって苦手だけどドラマの映像は美味しそうだった。」なんて書き込みが多くてちょっとびっくり。我が家は、母が好きだったせいか、あさりの酒蒸しってしょっちゅう食卓に並ぶ定番料理だった。私も酒蒸し大好きだったし。昔って、今より大粒のあさりが多かったような気がするんだけど、気のせいかな?魚介類を食べる家庭が確実に昔より減ってる気がするなあ。でも、すごく美味しいのに。もったいないなあ。

昨晩の放送を見て、どうしてもあさりの酒蒸しが食べたくてたまらず、今日は魚屋さんであさりを買ってきて酒蒸しを作った。やっぱり美味しいわ、酒蒸し。最後にスープをご飯にかけるのもやっぱり美味しい。
来週の放送(関西は今週)は、煮こごり。これも原作でとても好きな話。あのストーリーをどんな風にアレンジしてくれるのかな?楽しみだ。本当、人生ってタイミングだよね、、と思う話だった。あれを見たら来週はかれいの煮付けを作りたくなるかも。