レビー小体型認知症のこと

私の実家の父。数年前に、パーキンソンと診断された。その後、かかりつけの病院から、“レビー小体型認知症”との病名を聞かされた。レビー小体型認知症?初めて聞く名前にちょっと戸惑って、その後その病気についていろいろ調べてみた。

レビー小体型認知症(れびーしょうたいがたにんちしょう、英Dementia with Lewy Bodies、通称DLB)はアルツハイマー認知症や脳血管性認知症と同じ認知症であり、変性性認知症の一種である。日本では三大認知症の一つである。認知障害だけでなくパーキンソン病のような運動障害も併発するのが特徴。
この病気特有の症状としては、幻覚をみたり、妄想をしたりすることがあげられる。やがて、アルツハイマーのような認知障害と、パーキンソニズムと呼ばれるパーキンソン病のような運動障害の両方が症状として表れる。徐々に進行し、最終的には寝たきりになる。この病気はアルツハイマー型に比べ10倍も寝たきりになるのが速いとも言われている[1]。 また、薬物に過敏に反応し(薬物過敏性)、アルツハイマーの治療薬やパーキンソン病の治療薬を通常量で投与することは逆に症状の悪化を招くことが多い。初期の段階では、診断が難しくアルツハイマー認知症パーキンソン病と診断されたり、初期にうつ病の症状が出てうつ病と診断されることがある。この病気の早期発見と、適切な治療によって進行を遅らせ症状を和らげることができる。

wikiから引用。
まだまだわからない事が多いらしく、薬の治療もさじ加減、症状を見ながらってことも多いようだ。夜中に幻覚が見えて、騒ぎ出したりするのも特徴のひとつ。そういえば、数年前から、夜中にうろうろし始めたんだけど、それが兆候だったんだなあ、、と今になって思う。

参考に、こんな本を買って読んでみたり。父の話は、ブログに載せるのもどうなんだろう、と思ったけれど、まだまだマイナーな病気で、私も他の方の介護日記のすごく詳しいのを読ませてもらってとても参考になった。だからちょっとくらいは、自分の記録としても少し父のことも、時々書いてみようかと思って。介護は母にまかせきり状態なんだけど、そんな様子も含めて、少しは記録しておこうかと思う。
先日のクローズアップ現代では、「認知症で精神病院に入院したまま退院出来ない老人たち」というとても重いテーマの放送をしていた。他人事じゃないので、見ていてすごく暗い気持ちになったけれど、ある意味勉強にもなった。認知症で毎晩夜中に暴れ、暴力をふるう父をやむなく入院させたままにしている娘さん(たぶん私と同年代)にインタビューしていたところは、ちょっと見ててあまりにつらかったなあ。その人の気持ちが痛いほどよくわかった。「父がかわいそうと思っても、毎晩暴れられて、一緒にいるのはとても無理だったんです。父を殺せば楽になるかも、と思うくらい追い詰められていたんです。」と話していた娘さん。見ててこちらも胸がいっぱいになり、泣きそうになってしまった。リビングの障子はお父さんが暴れた時に破れたらしく、ボロボロになっていて、そこだけ見ても介護の過酷さがすごくわかって。
今のところ、うちの父は、夜中に幻視が見えたり、母を起こしにきたり、夜中にトイレを失敗したり、なんてことが起きていて、母をだいぶん疲れさせているんだけど。とりあえず、週3回のデイサービスと、月1回のショートステイでなんとか母も頑張ってるところだ。これから病気が進行したら、もっと違うことも考えないといけないと思うんだけど。