ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)

久しぶりにTSUTAYAでDVDを借りた。最近はそこまで見たい映画が無かったり、WOWOWでやるから良いかって感じだったり。でも久しぶりに渋谷のTSUTAYAに行ったので見てみることに。新作四本セットだと割安だったので、四本選んでみた。その一本がこれ。マイミクさんが感想を書いておられたのでぜひ見てみたかったのだ。
ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」のあらすじはこんな感じ。

大切な人を失った悲しみ――誰にでも必ず訪れるそのことに、人はあまりにも無防備だ。覚悟した別れでも受け入れがたいのに、ましてそれが突然で理不尽な別離だとしたら――。
オスカーと父は、親子であると同時に親友だった。父は少しばかり繊細で生きることに不器用なオスカーを、その個性を壊さずに導いてくれる頼もしい師でもあった。そんな二人を優しく見守る母親。ところが――9.11が最愛の父を奪ってしまう。 オスカーは父が遺した一本の鍵に、最後のメッセージが込められていると信じ、鍵穴を探す旅に出る。鍵の入っていた封筒に書かれた文字に従い、ニューヨーク中の“ブラック氏"を訪ね歩くオスカー。やがて謎の老人が同行者となり、いつしかオスカーの辿った軌跡は、人と人とをつなぐ大きく温かい輪になっていく。
ついにオスカーは、鍵の真実とめぐり会うのだか――。

この作品を見ると、あの9.11のNYの事をすごく思い出す。ニュースステーションでの映像や、その後夜中にずっとつけて見てしまったCNNの信じがたい映像のこと。でも、それだけじゃなく、今、日本人の自分からしたらやはり3.11の東日本大震災の事も思わずにいられない。人がある日突然大事な人を理不尽に奪われたとしたら。その喪失感をどうやって乗り越えていけばいいのか。映画は、明確な答えではないけれど、それでも希望の光が見えるところが私にはとても良かった。思わずすごく泣いてしまう内容だった。