妄想ニホン料理

妄想ニホン料理スペシャルを見た。“妄想ニホン料理”は、以前も見た時に感想を書いたことがあるけれど、“もし、日本料理なんて見たことのないイタリアやベトナムなど、外国の料理人が、簡単な説明だけをもとに妄想ふくらませ、勝手な「ニホン料理」を作ったら!?”というコンセプトの、クッキングバラエティ。日本料理の、名前とすごく簡単な説明を聞いただけで、海外の料理人が自分のイメージでその料理を作っちゃうという番組なんだけど、それが案外面白いんだよね。
この前のテーマは、“冷やしたぬき”と“南蛮漬け”だった。冷やしたぬきをイタリア人、ベトナム人の料理人のところへ行って作ってもらうんだけど、なかなか面白かった。「冷やした狸???日本人って狸を食べるの?」ってイタリア人シェフがビックリしていたのが笑えた。でも彼が妄想して作った彼流“冷やしたぬき”がとっても美味しそうだったんだよね。ちょっと冷ましたペンネ(あまり冷やしすぎないのがイタリア流みたい。常温程度に冷やしていた。)に狸の肉?にみたてた牛ヒレ肉とかイタリアの生ハム、それに色とりどりの野菜がトッピングしてあって。めちゃめちゃ美味しそうだったんだよね。
ただ、お題の“冷やしたぬき”。これって、そもそも関西ではほとんど見かけなかった気がする。関西ではたぬきって揚げさんのはいった蕎麦、関東で言うところのきつね蕎麦だもんねえ。この番組で取り上げていた冷やしたぬきって、関東のお蕎麦屋さんにあるものだよね。

こういう感じで、天かすいっぱいかかってる冷たいおそば。私は東京に来て初めてこの存在を知ったんだけど。だから、普遍的な日本料理とはちょっと違う気もするけど、、ま、いいか。暑い夏には冷やしたぬきって案外美味しいんだよね。めったに食べないけど、たま〜に食べると、なかなかいけるなって思う味。でも、イタリア人シェフの冷やしたぬきの方が美味しそうだったかも。材料費が高くついてそうだったけどね。