悶々ホルモン

悶々ホルモン

悶々ホルモン

旦那が、私にぴったりの本見つけた!と、プレゼントしてくれたのがこれ。ホルモンの本ですか〜。う〜む。
帯には、「はやくオヤジになりたい」なんて書いてある。「ふん、まだまだ青いな。」と、すでにオヤジ化している私が、ぱらぱらとページをめくってみた。最初は、「ひとりホルモン屋でオヤジするなんて、もう20年も前に中尊寺ユッコがやったオヤジギャルでしょ、、。」なんて思いつつ読み出したんだけど、、これがなかなか面白い。
これってもともとモーニングの連載だったみたいで、毎週一軒、いろんなモツ焼き系居酒屋とか焼き肉屋に行って、ホルモンを食べまくっている。どこのお店もすごく美味しそうなので、一軒一軒行ってみたいなあ、、と思った。そして、この作者の女性(まだ20代のうらわかき女性)の意見に、いちいち共感しちゃったのよね。やっぱりモツ焼きは塩!塩が王道よね〜。美味しい味噌だれも好きだけど、うん、確かにたれの味ばっかりになっちゃって、ホルモンそのものの味がわからなくなっちゃう。なんて、うなずきつつ読んでしまった。新鮮なホルモンを「ジュエル」と呼んでたたえているところも、笑えるけどすごく共感。本当、いいモツ焼き屋さんが出してくれるモツ系刺身って、新鮮で美しいのよね〜。
この本を読んでいて、こんな出来事を思い出しちゃった。前に、職場の某先生に「himekaguraさんの好きな食べ物って何?」と聞かれ、「う〜ん、、そうねえ。ホルモン!」というと、しばらく絶句されてしまった。「ホルモン、、。さすがはhimekaguraさんやね。」と、なんだかわからない返しをされた。
この作者の人は、「好きな食べ物は何?」と聞かれて、「塩と脂!」と答えて、「それ食べ物じゃないでしょ。」と言われたらしいけど、、。なんかわかる。
もちろん、本の内容は、女が一人焼き肉できるような美味しいホルモン屋めぐり、なんだけど、そこから垣間見える今の東京人の生き様がいろいろ面白い。なんだかこの人と一緒にモツ焼き屋に行きたくなっちゃった。
しかし、、それにしても、彼女、ちょっと飲み過ぎ。それと、たばこも吸ってるみたいだし。今は若いからいいけど、あと10年くらいしたら、もうちょっと身体に気をつけた方がいいかも。なんて、大きなお世話なおばさん的感想も持ってしまったりして。