華麗なるアリバイ

アガサ・クリスティー 華麗なるアリバイ [DVD]

アガサ・クリスティー 華麗なるアリバイ [DVD]

雪だし、家でのんびり、、ってことで、借りてきたDVDを見ている。『華麗なるアリバイ』は、アガサクリスティの『ホロー荘の殺人』を現代フランスに置き換えて映画にした作品。
ホロー荘の殺人はよく知ってる作品なので、それを頭において見てると、、ちょっと“う〜ん”という感じだったなあ。同じく舞台をフランスに置き換えた、『奥様は名探偵』(原作はクリスティの『動く指』)はとっても面白かったので、やっぱり役者さんの力かなあ、、とちょっと思ったりする。華麗なるアリバイも、うまく作られてはいるんだけど、私の中では、登場人物のヘンリエッタ(映画ではエステル)がとても美しくて気品があり、しかも頭が切れる、、というイメージ。イギリスの“名探偵ポワロ”で映像化された時は、まさにそのイメージ通りの気品ある美女が演じていて、違和感なかったんだけど。このフランス版の女優さんが、、私的には、、う〜ん、、という感じだった。いえ、個人的な好みの問題なんだと思うんだけどね。すでに自分の中でできあがってるイメージがある場合、それとタイプの違う人が演じてるとちょっと違和感を感じちゃって、なかなか作品に入り込めない。
まあ、浮気相手の女優さんなんかはとっても雰囲気出ていたし。彼女の逗留する高級プチホテルが、いかにもラグジュアリーなパリの雰囲気でいいなあ、、と思ったし。いろいろ細かいディティールはうまく描かれてるかな?と思ったんだけど。