リスボン日記

ヤマザキマリのリスボン日記 テルマエは一日にして成らず

ヤマザキマリのリスボン日記 テルマエは一日にして成らず

テルマエ・ロマエ』の作者、ヤマザキマリさんの『リスボン日記』。なんか興味があって、amazonで購入した。やっぱり面白すぎる。ついつい読んでても声を出して笑っちゃう。イタリア人の旦那さんの実家がらみの事は、『モーレツ!イタリア家族』で読んだんだけど、その元ネタがあちこちに散らばっていて、「本当に強烈なんだ〜!」と笑えるし。リスボンについてのいろんなネタもすごく笑える。やっぱりヤマザキマリさんって文章も上手だし、いろいろ物事を捉える視点が面白いんだよなあ、ってしみじみ。
リスボンに住んでいると日本の昭和を思い出す、って書いておられたけど、リスボンって確かにそんな雰囲気のする街だったなあ。15年くらい前に一度行ったきりだけど、たぶんその後もそんなに変わってないんじゃないかな?と思う。ホテルの近所のお店にたまたま入ったら、いつの時代??と思うようなものすごく古いレジが、ちゃんと骨董品ではなく現役で使われていたのに驚いたっけ。ヤマザキさんが住んでいた家は、築80年のアパートで、あちこちいたんでいたみたいだけど、近所のアパートで突然、一番上の階の床が抜けて、そこに住んでいたおばさんが4階下の家まで一気に落ちたとか、、。他人事だから思わず吹き出したけど、恐いよね〜。ポルトガルの良いところや面白いところ、困ったところ、いろんな事が彼女の視点で書かれててとっても興味深い。イタリア人とポルトガル人との比較もなんだか納得。これって、ちょこちょこ読み返して笑えそうで楽しみだ。
映画の『テルマエ・ロマエ』も見に行きたいな〜。レディスデーかレイトショーで見に行く暇あるかな。